その「怒り」はコントロールできる!爆発した怒りをしずめる3ステップ
大人世代のみなさんは、職場でもさまざまな角度からのストレスにさらされていることでしょう。ここでは、仕事の場面で使えるケアを2つ紹介します。教えていただくのは、ベスリクリニックの先生。「怒り」をつい爆発させてしまい落ち込んだとき。そして、ブレない軸をつくりたいときの対処法です。
★もやもやしたときのメンタルケア★
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怒りのマネジメント
喜怒哀楽という人間の感情の中でも、もっともやっかいなのが 「怒り」。つい爆発させて「やってしまった……」と後悔し、落ち込むことはないでしょうか。
コントロール不能に思える怒りの感情ですが、じつは上手に扱うテクニックがあります。
その基本は、
①怒りを感じたら6秒待つ
②怒りを点数化する
③それでもおさまらないときは、その場を離れる
という3つのステップ。
これらには怒りを客観化し、怒りから気をそらす効果があります。
怒りの扱いに困っている人はまず1回やってみましょう。
小さくても成功体験が重なると、怒りに振り回されない自信が生まれ、だんだん落ち着いて対処できるようになります。
怒りの裏側には、「悲しみ」「むなしさ」「苦しみ」「心配」「さみしさ」などが隠れています。これらの感情に気づき、ケアすることによって真に怒りから解放されます。こころが変わる体のケアがきっと役立ちます。
怒りをしずめる3つのステップ
①怒りを感じたら、我を忘れる前に「1、2、3 ......」とゆっくり「6」まで数える
②その間に怒りを点数化。人生最大の怒りを「10」 としていまの怒りは何点かチェックする
③それでもおさまらないときは、その場を離れる
怒りを点数化しているうちに脳は少し冷静さを取り戻し、点数によっては「それほど強い怒りではない」と気づいてさらに冷静になります。
しかし、まったく冷静になれないようなら、さっさとその場を離れましょう。トイレに行くもよし、飲み物を買いに行くもよし。