50代からの【汗と臭い】対策。8つの基本知識をクリアできる?解説ドクターハッシー
【5】汗をかいたら、すぐにふきとる
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人は汗をかいて、その水分が皮膚の上で蒸発することで体内の熱を奪い、体温調節をしています。
ですから汗をかいたら、少し時間をおく=汗が蒸発する、のを待って、ふきとることが大事。
汗をかくそばから、ゴシゴシと力を入れて汗をふきとっていると、余計に汗をかいてしまうこともあります。
【6】汗はこまめにふきとるようにしている
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【4】でも説明したように、汗が皮膚の上にいる細菌で分解されることでイヤな臭いが発生します。
汗をかいたら、清潔なハンカチやタオルなどで、こまめにふきとりましょう。
冷房のきいた室内に入ると汗がひくので、汗をふきとることを忘れてしまいがち。
たとえ目に見える汗はひいても、一度かいた汗は皮膚の常在菌で分解されて気づかないうちに臭いのモトに!
ふきとり忘れに気をつけましょう。
【7】汗をかきにくい体質だから、体臭も少ない
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体臭は体質によりますが、汗のかきにくさとは関係がありません。
むしろ体臭は食事や体型に影響するでしょう。
にんにくなどにおいの強い食材や脂っこい食事を摂ると体臭は強くなります。
また太っている人ほど体内に熱がこもりやすいので、体を冷やすためにたくさんの汗をかきます。
汗をかいた肌を清潔に保てないと、体臭が強くなります。
【8】臭い対策として、携帯用の扇風機を使っている
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汗の臭いのモトは、汗が皮膚にいる細菌で分解して作り出す化学物質です。
携帯用の扇風機の風量程度では、この化学物質を吹き飛ばすことはできません。
携帯用扇風機で涼は得られても、臭い対策にはならないでしょう。
監修者プロフィール
ドクターハッシー(橋本将吉/はしもとまさよし)
内科医。高齢者向けの訪問診療「東京むさしのクリニック」院長。
2011年に「医学教育という専門領域から、日本と世界の明るい未来を創造する」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾「医学生道場」 の運営や、自らが「ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)」というYouTuberとして健康教育を行う。2022年9月に世界初、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー 』をリリース。2か月で300人を突破する。
※2023年8月8日に配信した記事を再編集しています。
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