やせ体質になる【スイカの食べ方】を名医が伝授。ダイエット成分はどのへんに?
「脂肪肝を防ぐための生活習慣を心がけていけば、“やせやすい体質”に変えていける」とアドバイスするのは、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅先生。新刊『内臓脂肪の名医が教える「やせる食べ物」大全』から、脂肪のため込みを防ぐ成分たっぷりの、スイカの食べ方を教えていただきます。
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白い部分に、ダイエット成分がたっぷり
多くの果物は糖質が高めでダイエット時には食べ方に注意が必要ですが、ウリの仲間であるスイカは糖質も控えめです。水分が多く、その分、満腹感を得やすいということ。間食や食前に食べるのもおすすめです。肥満の予防や改善効果のあるシトルリンを豊富に含むため、ダイエット中に食べやすい果物ですが、食べすぎには注意しましょう。
シトルリンは白い部分に特に多く含まれています。甘みはあまりありませんが、白い部分までしっかり食べることが肥満予防に役立ちます。甘みが少ない分、料理の材料にもなります。むくみの解消に関わるカリウムもめぐりをサポートしてくれます。
DOCTOR'S COMMENT
赤い部分もおいしいけれど白い部分のやせ作用はもっとすごい。ひと手間かけても捨てずに活用を。
スイカのやせ成分
①シトルリン
血流改善や血圧の正常化などをサポートすることで、中性脂肪を減少させたり、脂肪のため込みを防いだりするアミノ酸の一種。
②カリウム
体内のナトリウム量を調整し、血流を改善してむくみの解消に役立つミネラル。体内のめぐりをよくして代謝アップのサポートを。
③リコピン
トマトで有名なリコピンですが、スイカにはさらに豊富。脂肪の蓄積を抑えたり、活性酸素を減らしたりするパワーがあります。
刻んで入れればなんでもOK
捨ててしまう人が多いスイカの白い部分ですが、それはもったいない! 炒めたりつくだ煮にしたりスープや味噌汁の具にしたりすれば、おいしく食べることができます。刻んで料理に加えれば、何にまぜても違和感なく食べられるはず。スイカに含まれるやせサポート成分は熱を加えても作用があまり変わらないので、気軽にまぜてみましょう。