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【ガーデニング】9〜10月に出回る苗で作る【白いマムの寄せ植え】植えつけプロセスも公開!

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園芸ガイド編集部

9〜10月には「マム」(キク)の鉢植えやポット苗が園芸店の店頭に出回ります。これらを使って、かわいらしい寄せ植えを作ってみませんか? 英国園芸研究家の吉谷桂子さんに、マムの寄せ植えの作り方を教えていただきました。今回は白花のマムです。

▼その他、吉谷桂子さんのガーデニング記事はこちら▼吉谷桂子さんの寄せ植え&インテリアグリーン

秋をはなやかに彩るマムの楽しみ方

マム(キク)は非常に育てやすい宿根草です。和のイメージがありますが、じつは花姿には和も洋もなく、ことに寄せ植えならアレンジしだいでさまざまな表現が可能です。

日本の伝統的なキクは美しいけれど、洋風の家で使うには少し敷居が高く感じます。私がイギリスで暮らしていたとき、日本から海を渡りヨーロッパで改良された小ギク系のマムは、秋のガーデンに欠かせない素材として親しまれていました。

これらは丈夫でよく咲き、花色も多彩。モダンな色彩や重厚でクラシカルなものなどと幅広く、寄せ植えにもぴったり! 今は日本でも豊富な種類が出回っています。

マムの寄せ植えには、他の花たちを使うのもよいけれど、主役を引き立てる脇役にカラーリーフが活躍します。そもそも寄せ植えとは、主役の花をよりすてきに見せるのが目的。リーフプランツはシンプルかつ効果的な脇役になります。

花が終わったらマムは別の鉢で養生し、リーフは寄せ植えに再利用しましょう。

マムを引き立てるリーフプランツ

【ガーデニング】9〜10月に出回る苗で作る【白いマムの寄せ植え】植えつけプロセスも公開!(画像2)

ヒューケラ(ピーチオレンジ葉)

【ガーデニング】9〜10月に出回る苗で作る【白いマムの寄せ植え】植えつけプロセスも公開!(画像3)

アルテルナンテラ ‘キャツラ ジュピター‘

【赤銅葉系】は使いがってのよい定番。どんな花色とも合いやすく、なかでもピンクを引き立てます。

【ガーデニング】9〜10月に出回る苗で作る【白いマムの寄せ植え】植えつけプロセスも公開!(画像4)

コンボルブルス・クネオルム

【ガーデニング】9〜10月に出回る苗で作る【白いマムの寄せ植え】植えつけプロセスも公開!(画像5)

シロタエギク

【白斑・銀葉系】は同じ明度のものと合わせやすく、白やブルー、パステル系と似合います。

【ガーデニング】9〜10月に出回る苗で作る【白いマムの寄せ植え】植えつけプロセスも公開!(画像6)

ヒューケラ(ライム葉)

【ガーデニング】9〜10月に出回る苗で作る【白いマムの寄せ植え】植えつけプロセスも公開!(画像7)

ペンタス(斑入り葉)

【黄斑・ライム ・黄金葉】は同系色の黄色やオレンジ色か赤を合わせればホットカラー。ブルーを合わせれば補色対比と、さまざまな合わせ方ができます。

植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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