【ガーデニング】秋の「宿根草」8選でナチュラルガーデンを楽しむ
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光武俊子
宿根草が人気なので新しい品種が続々と登場しています。なかでも野原に咲くワイルドフラワーのような野趣ある丈夫なものが増えています。夏の暑さにも強く、植えっぱなしで大丈夫! 自然に近い雰囲気を楽しむ「ナチュラリスティックガーデン」への入り口です。
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ナチュラリスティックガーデンとはどんな庭⁉
この頃「ナチュラリスティックガーデン」という言葉を耳にしませんか?
ナチュラリスティックガーデンとは何年も楽しめる丈夫な宿根草を生かして、施肥や消毒などの手間をできるだけかけず、一年をとおして植物の姿を楽しむガーデニングのスタイルです。
オランダのガーデンデザイナー、ピート・アウドルフさんが手がけたニューヨークの「ハイライン」や、シカゴの「ルーリーガーデン」などが注目を集めてガーデニングの潮流となりました。華やかではないけれど、ナチュラルな雰囲気が見る者をリラックスさせます。
厳しい夏の暑さを乗り越えた秋は、野に咲く花のようなワイルドフラワーで、ホッと一息つける庭やベランダを演出してみませんか。比較的草丈の高めのものが多くて秋風に揺れる姿にも風情があり、やがて霜が降りて枯れた花がら(シードヘッド)まで楽しみます。
この夏から秋に日本のナチュラリスティックガーデンで活躍した宿根草を紹介します。
手間をかけずナチュラルに楽しめる秋の宿根草8選
初夏から晩秋まで散り咲く【宿根バーベナ‘バンプトン’】
開花期:4~10月
草丈:30~50㎝
草丈の高くなるタイプのバーベナです。細い花茎を伸ばしながら次々にピンクの小花を咲かせます。秋には茎葉が深い紫色に染まってシックな雰囲気。周囲を明るい花々や大きめの面になるリーフで囲むと引き立ちます。花がらを切り戻して次の花を咲きやすくします。
花火のように長い花穂を枝垂れさせる【ソリダゴ‘ファイヤーワークス’】
開花期:9~11月
草丈:90~100㎝
セイタカアワダチソウやアキノキリンソウの仲間で、きわめて強健。大株に育つと名前のとおり、花火のように華やかな曲線を描き出し、秋の庭やベランダを明るくします。大株に育ちますが、むやみに広がらないので安心です。やせ地なら半日陰でも倒れにくくて手間なし。
真っ赤な花穂が次々に立ち上がる【ペルシカリア‘ファット・ドミノ’】
開花期:7~10月
草丈:90~120㎝
ペルシカリアなんてあまりなじみがないかもしれませんが、タデの仲間です。ヒマラヤなどに自生する宿根草で、耐寒耐暑性が強くて丈夫。なかで‘ファット・ドミノ’は真っ赤な太めの花穂が次々に上がって目を引きます。盛夏の前に切り戻すと、晩秋まで咲き続けます。
秋の庭に咲き誇る涼やかな白花【アノダ】
開花期;6~11月
草丈:60~70㎝
アオイ科の多年草で、日当たりよい場所でブッシュ状によく茂ります。ピンクや薄紫色の品種もありますが、白のクリスタータなどは涼やかな花色が、秋の庭でも爽やかな雰囲気です。暑さにはやや弱いため、水やりの間隔をあける乾かし気味の管理で根腐れを防ぎましょう。
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