【木村多江さん】53歳が、健康と美容のために大事にしている「姿勢」とあと1つは?
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ゆうゆう編集部
日々、目標を掲げては着実に冷静に努力を続けていく木村多江さん。昨年は激しいアクションにも挑んで「忍者」役も果敢に挑戦して見事やり遂げました。常に新たな扉を開いて走り続ける木村さんですが、そうした挑戦が続けられるのはなぜなのか。女優として今見つめている先には何があるのか。改めてその熱い思いを伺いました。
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PROFILE
木村多江さん ・女優
きむら・たえ●1971年東京都生まれ。
舞台での活動を経て96年にドラマデビュー。その後数々のドラマや映画に出演。
2009年、映画『ぐるりのこと。』で第32回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン主演女優賞を受賞。
「木村多江の、いまさらですが…」(NHK Eテレ)にMCでレギュラー出演中、「美の壺」(NHK BS)では天の声を務める。
赤堀雅秋の最新作であるBunkamura Production 2024『台風23号』東京・THEATER MILANO-Za 10月5日(土)~10月27日(日)他、大阪・愛知公演に出演する。
日々の恐怖との闘いが成長するチャンスになる
ここ数年、さまざまな役柄に挑んでは、次々に新境地を開拓している木村多江さん。昨年はNetflixで世界配信となった「忍びの家」で忍者を演じてアクションに挑んだり、日英合作映画『コットンテール』に出演したりと、演じる場もキャラクターも一段と広がった。
その木村さんの今年の挑戦は、5年ぶりとなる舞台出演だ。タイトルは『台風23号』。市井の人々を独特の世界観で描く劇作家・赤堀雅秋さん書き下ろしの新作だ。実は木村さん、赤堀作品のファンで、今回は念願叶っての出演だという。
「赤堀さんの作品って、日常、身の回りにいそうな人たちが出てきて、何かをきっかけに、日頃は見えないものがあふれてしまう。それがヒリヒリしたり痛々しかったりしてすごくリアリティがある。その、人間の内面を浮き彫りにされる感じが私は好きで、役者にとってはきついかもしれないけれども、きっとそれがやりがいにもなるのだろうなと思って見てきたんです。そうしたら、去年たまたま赤堀さんとお会いする機会があって、『いつか出していただけるように頑張ります!』って言ったら、今回お声がけいただいて(笑)。嬉しかったですね」
もともと舞台出身で、今も年間3本は出演オファーが舞い込むという木村さんだが、なかなかタイミングが合わず出演には至らず、今回やっと実現した。
「舞台は、一番インプットできるものが多いジャンルだと思っているんです。同じものを毎日違う相手に向けて演じるわけですが、今日『あ、笑ってくれた!』と思って翌日同じことをしても全く笑ってくれないということがある。その恐怖との闘いを1カ月以上続けることで、成長するチャンスになるのではないかなと。今回もどこまで成長できるか、緊張しつつ楽しみです」