【木村多江さん】53歳が、健康と美容のために大事にしている「姿勢」とあと1つは?
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ゆうゆう編集部
「筋肉」と「姿勢」が何より大事に
野菜とタンパク質の摂取を心がけ、週1回の日舞の稽古を欠かさない。ジムにも定期的に通い、行けないときは撮影の合間にスクワットをしたりと、隙間トレーニングもまめに行う。そうした努力に加えて大事にしているのが「メンテナンス」だ。ちょっとした不調を放置せず、そのつど対処していくのだ。
「これは私の個人的な感覚なのですが、滞っているところに悪いことが起きる、という感じがしているんです。たとえば背中が凝っている、片頭痛が起きる、猫背になってくる、肩甲骨がゴリゴリに硬くなる、頭皮も硬くなる、腕がまっすぐ上がらないというのもそうですよね。本来腕は上げたとき、耳の後ろにつくはずなんです。それができないのは、リンパの流れが悪いから、あちこちが滞っているからかなと。なのでそれらをゼロに戻すべくサプリメントで補ったり、マッサージをしたり、それはまめにしています」
年齢を重ねて大事になってくるのは「筋肉」と「姿勢」だ。メンテナンスをしていると、そのことに敏感になるという。
「歩くときね、前を行く若い方の体がどういうふうに動くか、よく見るんです。そうすると私たちの年代が脚のつけ根から歩くところを、彼女たちは腰から下が脚で、きちんと体がツイストされてお尻の筋肉で歩いている。『あ、これが本来の姿なんだ』とハッと気づくんですよね」
呼吸が浅くなるのも、肋骨まわりが硬くなって肺が開いていないから。そのときは深呼吸だ。
「深呼吸も吐くところから始めるんです。まず先に吐ききってしまうと、次の瞬間パーッと深く吸える。そうすることで胸が開くんですよね。こうしたケアをどれだけするかで5年後、10年後が変わってくるんじゃないかなという気がしています」
常に新しい自分を見てみたい
健康で、どんな役にも応えられる体の状態をキープして、今後は海外の作品への出演もさらに積極的に実現していきたい。そのために1日2時間の英語の勉強を続け、週1回のテストを受け続けている。1週間で500単語を覚えたこともあった。
「確かに私は、新しい扉を開けて新しい自分自身を見てみたいという思いが常にあるかもしれないですね。やはり安心なところにい続けると、自分が自分の芝居に飽きてしまうところがあるので。私が飽きたら、見てくださる方も飽きるだろうと思うと、やはりやれる間は挑戦し続けていかないといけない。そして最終的には、私の芝居によって皆さんがちょっと元気になったり、嫌なことを忘れられたり、そんなふうになれたらいいなと、それが目指すところですね」
【INFORMATION】Bunkamura Production 2024『台風23号』
『殺風景』『パラダイス』など話題作を送り続ける赤堀雅秋の新作。「何者でもない人の人生を飾り立てることなく描き、そこから俯瞰して世界をのぞむような創作を心がけてきた」という赤堀の描く世界が、主演の森田剛と間宮祥太朗、さらに木村多江ら総勢9名の豪華なキャストにより出現する。
作・演出/赤堀雅秋
出演/森田 剛、間宮祥太朗、木村多江、藤井 隆、伊原六花、駒木根隆介、赤堀雅秋、秋山菜津子、佐藤B作
(東京)10月5日~27日 THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)
(大阪)11月1日~4日 森ノ宮ピロティホール
(愛知)11月8日~9日 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
㉄ Bunkamura ☎03-3477-3244(10:00~18:00)
※この記事は「ゆうゆう」2024年11月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
撮影/玉置順子(t.cube) スタイリング/成子美穂
ヘア&メイク/佐藤 優 取材・文/志賀佳織
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