【ガーデニング】冬に重宝する「キク科の花」7選 寒さの中で庭を彩る
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光武俊子
冬に元気をくれるビタミンカラー【カレンデュラ(キンセンカ)】
開花期:12~5月
草丈:15~30㎝
かつては和名のキンセンカで親しまれていましたが、近年は学名のカレンデュラと呼ばれます。切り花用に栽培されるのは草丈50~60㎝の高性種ですが、園芸用にはコンパクトな品種が出回ります。なかでも寒さに強く多花性の‘冬知らず’が人気です。ポット・マリーゴールドの名前でハーブとしても流通。
冬から初夏まで咲き続ける一年草【ノースポール(クリサンセマム)】
開花期:12~5月
草丈:10~30㎝
キク科らしい黄色の管状花と白い舌状花を、初冬から初夏まで半年以上咲かせる一年草です。真冬は花数が減るものの、春には半球状に育った株を覆うような花つき。レウカンセマム・パルドサムの園芸品種で、かつて分類されていたクリサンセマムの名前で呼ばれることもあります。秋にタネまきするとその冬から開花。
無数の茎に咲く花が初冬まで楽しめる【宿根アスター】
開花期:8~11月
草丈:50~150㎝
よく分枝する株に無数の花を咲かせ、霜が降りてもなお咲き続けます。アスターには切り花で人気の一年草もありますが、これは冬に落葉して春に新芽を出す多年草。ピンクや白、紫や青など華やかな色のかたまりが庭を彩ります。根をよく伸ばして株も育つので、鉢植えは芽出し前の早春に株分けしましょう。
株分けやさし芽などで株をリフレッシュしよう
キク科の植物はよく育ち、花つきも株張りもよいものの、下葉が枯れあがったりして見苦しくなることがあります。宿根アスターのような多年草は春の芽吹きの前に株を掘り上げて分けたり、マーガレットなどの低木は花後に半分ほどの高さに切り戻すのがおすすめです。
また、切り戻した茎をさし木して、株をふやしリフレッシュするのもよいでしょう。株分けも株をリフレッシュすることになります。多年草や低木は植えっぱなしで毎年咲いてくれますが、このように手を入れることで花つきはさらによくなり、株も大きく育ちます。
カレンデュラやノースポールのような一年草は、そのような手間がかかりません。
※2023年11月15日に配信した記事を再編集しています。
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