【おむすび】は一大SF作品に展開か!?地球人総ギャル化をもくろむのか
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田幸和歌子
このドラマの正しい向き合いかたは?
今週仰天したのが、その靴職人渡辺の豹変ぶりだった。提案を受け試しに取り組んでみたギャル向けデコ靴が大好評らしいのだが、これまでの重く悩んでいた姿から一転、まさかのギャルたちから〝ナベべ〟と呼ばれる人気者になっていて、本人もチャラ化というか、「こんなナベさんはいやだ」みたいなものすごい軽いキャラになっていて腰を抜かしそうになった。
何があったか我々および登場人物たちは知ってはいるものの、あまりの人格豹変ぶりはもうギャルの洗脳レベルである。翔也もそうなってしまわないだろうか、いや、いっそ翔也もそのぐらい振り切れてくれてもいいんじゃないかという気すらしてきた。
しかし、「今を楽しんで生きよう」という今の〝ナベべ〟こそ、もっともギャル魂を体現、インストール大完了しているのではないだろうか。
それはいいとして、歩のおみやげの派手アロハを嬉しそうに着込んで歩と一緒に墓参りに出向くナベべ。派手柄紙ミラールックで歩く様は、まさかの謎カップルのようで今週一番笑ったシーンだった。
とにかくほとんどのターンで「ギャル魂」に収束されていくこのドラマ。ギャル魂を正しく獲得することができれば、いろんなことを乗り越え、明るく生きていくことができる。そんな気がしている。
しかしとにかくギャル魂でキャラ変したり過去の設定とブレが生じたりしている件、もしかして「ギャル魂」で人格変更させることで地球人総ギャル化をもくろむ〝ギャル星人〟の侵略計画、地球人全員ギャル化計画が密かに進行しているのではないか(侵略のためか何か目的はわからないが)。そのほうがつじつまが合う部分が多いような気すらしてくる。後半ではその真相を明らかにしていくという一大SF作品として展開していったら、朝ドラ史上最大の意欲作として歴史に大きく刻まれることだろうが、そんなことはないだろう、たぶん。
われわれも、細かなことは気にせず、「今を楽しめばいい」。ナベべウケる! 歩の唐突なパラパラ、アゲ! おじいちゃんのカラオケ! と、そのときそのとき楽しい場面を楽しんでいけばいい、我々視聴者こそがギャル魂をインストールして視聴にのぞんだほうがいいのかもしれない。もしかしたらそれこそが、このドラマの正しい向き合いかたなのではないだろうか。
「ギャルなめてた。本当ごめん」
と、ギャルとは何なのかわかったらしい翔也は結にそう頭を下げた。が、
「でも心はギャルだ」
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「これからは格好じゃなくて、ギャルの魂もって、大好きな人と今この瞬間を大切にして生きていくって決めた」
なぜそう結びつくのかよくわからなかったりもするが、ギャル魂で見るのでそんなことは関係ない。よかったね! アゲ! と思えばいい。
これで前半折り返し終了、年明けからはふたりの結婚への道のりが描かれていきそうだ。これまたいろいろプチ困難や、見てて引っかかる部分も出てくるかもしれないが、ギャル魂を忘れず2025年もこのドラマ、見守っていこう。アゲ!
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