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持ち運びたくなる【ノートブック】 三菱が開発「銀行用の筆記用紙」は張りとシャリ感が魅力!

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小日向 京

持ち運びたくなる【ノートブック】 三菱が開発「銀行用の筆記用紙」は張りとシャリ感が魅力!

「竹尾×Paper Tree ドレスコ ペーパーノートブックL 銀」

子どものころ、お気に入りの消しゴムやをえんぴつを、かわいい筆箱に入れて持っていた、ゆうゆう世代のみなさんも多いことでしょう。文字と文房具に並々ならぬ関心と愛情をもつ、文具ライターの小日向 京さんに、気軽に持ち運びたくなるノートブックを紹介いただきます。

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パソコンやスマートフォンによるテキスト入力が主流になった今も、ミーティングのメモや日常の覚え書きに「これは手書きで記しておこう」とノートを用意する機会は多々あるのではと思います。

そんな時におすすめしたいものが紙製品メーカーの老舗・竹尾の「ドレスコ ペーパーノートブック」です。

竹尾は1899(明治32)年に洋紙店を創業、約9000種の紙を扱いつつ神田・青山・淀屋橋に「見本帖」店舗をかまえる紙の専門商社で、オリジナルステーショナリーブランド「Dressco(ドレスコ)」を展開しています。そのオリジナル商品のひとつがドレスコ ペーパーノートブックであり、さまざまなサイズや用紙があります。

その中から今回は、九段下のステーショナリー専門店・Paper Tree(ペーパーツリー)が竹尾とコラボレーションした「竹尾×Paper Tree ドレスコ ペーパーノートブックL」を話題にします。

上の冒頭写真がその外観で、表紙色には銀・桜・あじさいがあり、写真は銀です。

2012年にオープンしたPaper Treeが創業12周年を記念して九段下の店舗とオンラインで販売。竹尾のドレスコ ペーパーノートブックでは初のコラボレーションとなるのだそうでした。

帯の裏側

商品帯の裏側にある通り、このノート用紙には「バンクペーパー」が使われています。

バンクペーパーは三菱製紙が1960年に銀行の帳簿用紙として開発した筆記用紙で、インクの裏抜けがしづらく、万年筆やゲルインクボールペンなどにもぴったりの紙です。

紙に「THREE DIAMONDS」の透かしがあるのは“三菱”ゆえ。張りがあり、ペンを走らせるといくぶんトレーシングペーパーを連想させるシャリ感があるのも特徴です。

薄手の冊子

ノートは96ページと薄めなことも利点です。横から見ると写真の通りで、厚みは7mmでした。これが1テーマ1冊として使うのに向き、また、持ち運んだり他のノートや本、デバイスなどと合わせて使う際にも気軽に加えられます。

A4ヨコ比

サイズはタテ214mm×ヨコ128mm。A4(210mm×297mm)を横にした上に置いてみると、このようなサイズ感です。タテが4mmだけ、はみ出ます。

A4タテ比

A4を縦にした上に置くと、上の写真の通りです。
気軽に持ちものに加えられそうだなという感覚がひしひしとするたたずまいなのです。

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