品切れになるほど人気のボールペン【uniball ZENTO(ユニボール ゼント)】は、濃い色とやわらかな筆感が印象的
子どものころ、お気に入りの消しゴムやをえんぴつを、かわいい筆箱に入れて持っていた、ゆうゆう世代のみなさんも多いことでしょう。文字と文房具に並々ならぬ関心と愛情をもつ、文具ライターの小日向 京さんが、品切れになるほどの人気を博しているという、uniball ZENTOのボールペンをご紹介します。
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2025年2月に新しく発売された水性ボールペン、三菱鉛筆の「uniball ZENTO」。
文具売場には様々な水性ボールペンが売られており、いつも何かしらの新製品も並んでいて、「どういうところが新しいのか?書き味?デザイン?素材?」と見分けがつきづらいものです。そんななか、品切れにもなるほどの人気を博しているのがuniball ZENTOであり、そのキャッチコピーは『「かく」ひと時を心地よく。』──どのような特徴があるのか、さっそく試してみました。
uniball ZENTOには以下4種類のモデルがあります。
① シグニチャーモデル:マグネット式キャップのショート軸 税込3,300円
② フローモデル:アルマイト塗装のアルミ製グリップ、ノック式 税込1,100円
③ スタンダードモデル:再生素材を用いた軸とロングラバーグリップ、ノック式 税込275円
④ ベーシックモデル:黒・赤・青3色のインク色が軸色と対応、ノック式 税込275円
中の芯は同じでも3,300円~275円という幅広い価格帯。これは興味深い点であり、高価格帯の①と②を求めました。
なぜならこのuniball ZENTOには芯に新開発インクが使われており、ハイエンドモデルにはその特徴があらわれやすいからです。
ボール芯の字幅は、0.38mmと0.5mmがあります。
各モデルの軸色によって字幅が決められており、例えば上の写真の①シグニチャーモデル・軸色シルバーは0.38mmで、②フローモデル・軸色ジェードは0.5mmでした。
ただし各軸色によりインク色が異なる④ベーシックモデルについては、字幅は0.38mmと0.5mmの両方が用意されています。
出荷時のインク色は①②③は黒のみ。こうした点はのちに替芯を別途購入して交換することで、好みの字幅やインク色に設定できます。
上の写真は紙面右側がuniball ZENTOの筆跡です。
紙にボール芯を走らせてみての第一印象は、書き心地がやわらかく黒が濃ゆい!という点です。そして、にじみもなくくっきりとした線に仕上がります。
これが新開発のZENTOインクによる効果で、書き心地のやわらかさはポリオキシアルキレンという界面活性剤がクッション成分として働き、色の濃さは耐水・耐光性に優れた顔料により、にじみの抑えはインク同士を引き寄せる粒子が含まれていることによるのだそう。
油性ボールペンにおいてはなめらかに書き進められる「JETSTREAM(ジェットストリーム)」を、シャープペンシルにおいては芯が均等に減ってゆく「KURUTOGA(クルトガ)」を開発した、三菱鉛筆ならではの「快適さへの追究」がこのたびのuniball ZENTOにも反映されています。
優れているのは書き味だけにとどまりません。
特筆すべきは①シグニチャーモデルの「キャップの開閉感」で、マグネットにより吸い込まれるように所定の位置につくキャップのおさまりようが爽快!
その音にまでも魅せられ、気持ちが「かく」ことにスッと切り替わります。
シグニチャーモデルは特に軸が短くコンパクトで、「芯の長さが違うのか?」と思えてしまいますが、中身を出してみるとしっかり同じサイズの芯です。
ベーシックモデルの通りインク色は黒・赤・青とあり、字幅も含めて合計6種。
替芯0.38mmは「UBR-Z-38」、0.5mmは「UBR-Z-05」の型番で、
黒インク:UBRZ38.24/UBRZ05.24
赤インク:UBRZ38.15/UBRZ05.15
青インク:UBRZ38.33/UBRZ05.33
であることを覚え書きのために付記します。
「かく」ことを通じて生まれる小さな変化や創造の喜びを大切にしたい、という思いからuniball ZENTOは生まれたのだそうで、この水性ボールペンを手にすると、綴る喜びを確かに感じ取れると思えます。
新たな気持ちでuniball ZENTOを1本、加えてみてはいかがでしょうか。
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