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【ガーデニング】つるバラをきれいに誘引して、素敵なバラ庭を目ざす!

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吉原美奈子

イングリッシュローズの‘リアンダー’。シュラブ樹形で株バラのようにもなりますが、枝が伸びるのでつる仕立てが向きます。春はもりもりと元気に花をつけ、以降も花数は少なめですが返り咲きます。

枝と枝の間隔は20~30㎝ほど開けますが、太い古枝の部分には花がつかないので、シュートや新しめの枝と2本合わせて這わせてもよいのです。
また、オベリスクやアーチに誘引する場合は、枝を内側に通さず外側に沿わせます。内側に配置すると枝葉が込み合ってきたときに処理しにくく、病気の原因にもなります。

壁面やフェンスに誘引する場合は、枝が長い品種であればS字型を描くようにカーブをつけて誘引するとよいでしょう。
ただし、これは根が動いていない冬の時期にできることで、芽が動いていたら無理に曲げるのはやめて斜め上に這わせるのにとどめます。

枝を留める際は、枝先が上向きになるように細ひもやビニタイで留めるのが原則です。枝をきっちりと誘引すると構造物のラインがきれいに出て、ゆるく誘引すると風に枝が揺れるような自然な風情になります。

オベリスクのトップの飾りなど、構造物自体がおしゃれな場合、あえて全部をバラで覆わないのも一法です。満開の5月をイメージしながら自分好みの景色を作りましょう。

▼2024年3月2日に配信した記事を再編集しています。▼

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