【ガーデニング】ローメンテナンスでOKな春の鉢植え5選|園芸家・青木純子さんおすすめ
約30年にわたり、京都にある自宅の庭をつくってきた園芸家・フォトグラファーの青木純子さん。年齢を重ねても、無理なく美しい庭を維持するために、試行錯誤の末、たどりついたのが「手間いらずの多年草 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。
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チューリップの季節が過ぎたら、春の花の鉢植えを花壇の通路に飾って楽しむことにしています。庭が驚くほど華やかになり、バラが咲くまで春の気分を十分味わえます。
春のローメンテナンスな鉢植え
春の草花は夏が苦手なため鉢で育て、夏は北側の風通しのよい半日陰に移動させます。控えめに水やりをすると夏越し 夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。
ローダンセマム
ローダンセマム3種の寄せ植え 寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。 寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。
クリスマスローズ
秋~初夏まではひなた、夏は木陰や風通しのよい半日陰に置く。多湿を嫌うので、割り箸などで土の乾き具合をチェックしてから水やりをすると安心。
ヒメシャガ
いろいろなところに地下茎を伸ばし広がっていくシャガ。日陰で育つ草丈が低いヒメシャガを鉢植えで育てれば、世話は花がらをとるくらいで、何年もそのまま楽しめる。
タイム・ロンギカリウス
高鉢にも花壇にもおすすめ。高さ約10cm。高鉢に植えるとしだれるように咲いて豪華。伸びすぎた枝葉の整理が簡単。花壇の手前に植えるとグラウンドカバー グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。
クレマチス ‘カートマニージョー’
乾燥に強く多湿が苦手なので、夏の水やりを控えると夏越し 夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。 剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。 オベリスクとは、園芸用の支柱の一種で、円柱状や四角柱状の塔のような形をしたものです。おもにバラやクレマチスなどのつる植物を誘引し、美しく仕立てるために使用されます。オベリスクを利用することで、植物を立体的に見せることができ、庭やベランダのアクセントとしても活用されます。
撮影/青木純子
※この記事は『長く続けられる美しい庭づくり 』青木純子著(主婦の友社刊)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
▼※2024年4月23日に配信した記事を再編集しています▼
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長く続けられる美しい庭づくり
青木純子著
主婦の友社刊
年齢を重ねても庭はきれいにしておきたい、ガーデニングをできるだけ長く楽しみたいと思う方は多いのではないでしょうか。ガーデニング雑誌『園芸ガイド』で大好評だった、京都在住の園芸家、フォトグラファーである青木純子さんの、ローメンテナンスガーデニングの記事に大幅に加筆して一冊にまとめました。シニアガーデナーはもちろん、これから庭づくりに挑戦したいという人や、時間のない週末ガーデナーにも役立つ知識が満載です。
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