【夏の島旅】戦後80年の今こそ訪れたい【小笠原諸島】青い海が広がる3島のおすすめスポットは?
母島
青い海と深い森の神秘の島
小笠原諸島の玄関口・父島からさらに船で約50km移動してたどり着く「秘境中の秘境」。
「深い森や希少な固有種、静かなビーチ、トマトや島レモンなどの農産物が有名。手つかずの自然の中で、のんびりした島時間が流れます」
東京都小笠原村母島
問い合わせ先/☎04998-3-2300(小笠原母島観光協会)
https://hahajima.com/
石門
母島だけの貴重な動植物が残る、神秘的な深い森。特別保護地区のため、母島の歩道の中では唯一ガイド同伴が義務づけられている。
東港探照灯下砲台
母島では第二次世界大戦時に旧日本軍が島内の各所に大砲を設置した。「現在もあちこちに痕跡が残存し、戦争の悲惨さを今に伝えます」
小笠原には貴重な鳥も
一度も大陸と地続きになったことがないため、島に流れ着いた植物や鳥などの生物が独自の進化を遂げている。
アカガシラカラスバト
カツオドリ
南島
島全体が自然の宝箱
父島の南西沖に浮かぶ小さな無人島。サンゴ礁の隆起と沈降による美しい「沈水カルスト地形」が特徴。
「貴重な動植物を守るため、上陸時は『何も持ち込まず、何も持ち帰らない』など厳密なルールが徹底されています」
東京都小笠原村南島
問い合わせ先/☎04998-2-2587(小笠原村観光協会)
※南島へは東京都認定ガイドの同行が必須。詳細は問い合わせを。
扇池
エメラルドブルーの透き通った海と、美しい砂浜の入り江。小笠原の中でも特に人気が高い絶景スポット。
ヒロベソカタマイマイ
1000年ほど前に絶滅したといわれる、カタツムリの一種。「扇池付近の砂浜に化石化が進む『半化石』の状態であり、触れられます」
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取材・文/武田純子 写真協力/小林 希
※この記事は「ゆうゆう」2025年8月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
