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ネット通販「タッチの差で売り切れました、返金はLINEで」まさかのやり口に驚愕!【特殊詐欺体験記】

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ゆうゆうtime編集部

「やっと見つけたのに……」そんな夫の落胆とともに届いた“丁寧すぎる”メッセージ。返金を申し出た相手の、妙な誘導にひそむ罠とは?

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長年探してたグッズがやっと買えた!と思っていたら…

2025年、夫(55歳)がコレクションしているビンテージのアニメグッズをネット通販で注文したときの出来事です。
子供の頃から大好きなアニメで、レア商品を見つけては少しずつ買い集め、眺めたり並べ替えたりして楽しむのが夫にとっては何よりの息抜きになっていました。今回も、ずっと探していた商品が見つかったと嬉しそうにしていました。
購入先は個人が運営する通販サイトのようでしたが、サイトのデザインもきれいに整っていて、夫は特に疑うことなく決済。

ところが、数時間後に届いたメールにはこう書かれていたのです。
「この商品は複数のサイトで出品しているため、タッチの差で売り切れてしまいました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。返金の手続きはLINEからお願いします」
一見丁寧に見える文面でしたが、返金手続きがLINE経由という点にひっかかりました。今までメールでやりとりしていたのに、なぜ返金だけはLINEを使わなければならないのでしょうか?決済をキャンセルすればいいだけなのではないでしょうか?
怪しさを感じた夫は、このことについてネットで検索してみました。

全国で多発する「通販サイト返金詐欺」の手口とは

すると、同じような事例が全国で多発していてそれが詐欺だということがわかり、愕然としました。
その手口はこうです。まず「売り切れだから返金したい」とLINEに誘導し、そこからさらに他の送金アプリへ誘導。そして「動作確認のため、試しに以下の数字を入力してください」と言い、被害者がその数字を入力するとそのまま決済されてしまい、結果的に高額が送金されてしまうというものでした。
中には数十万円をだまし取られたという被害報告もあり、私たちは一気に血の気が引きました。

夫は「こんな詐欺師ともうかかわりたくない!」と言ってそれ以上は一切応じず、連絡を絶ちました。
なので大きな被害は免れましたが、最初に払ってしまった商品代金は戻ってきません。

「まあ、勉強代だと思えばいいさ。次からはもっと気をつける」と夫は言っていましたが、商品代金の7000円が返ってこない上、手に入ると思っていたあこがれのグッズが幻と消えてしまったことはやはり悔しそうです。
私も、ネットの便利さと引き換えに、詐欺の手口がますます巧妙になっていることを実感しました。

今回は不自然な返金方法に気づけたからよかったものの、一歩間違えればもっと大きな金額を取られていたかもしれません。
お金を払う前に、相手の信用性を確かめることは重要だと痛感した出来事でした。

(40代・パート)

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