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73歳読者の夏休みのごちそうとは?「冷蔵庫がなかったから…」心に残る昭和の夏

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ゆうゆう編集部

ワクワクする夏が到来♪ゆうゆう8月号の「ゆうゆうパーク」に寄せてくださった読者からのお便りをご紹介します! 今回のテーマは『夏の風物詩』です。

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『涼しげに鳴る風鈴』

情熱的で、また開放的なムードあふれる夏。私は汗かきで夜も暑さでなかなか寝つけないものの、春の次に好きな季節だ。
梅雨が明ける頃になると、私は決まって衣替えをする。衣類に加えてインテリア雑貨なども一緒に夏バージョンに移行したくなる。そんな時期、わが家の年季の入った風鈴が飛びきりいい音色を出している。ズシリと重量感のある南部鉄製で、もう何十年も前から涼しさを演出してくれている。夏になると庭を見渡せる和室の縁側と、2 階のベランダの隅に吊るす。庭からいい風が入ってきては風鈴をなで、リーン、チーンと何とも涼しげに鳴る。しばしば清涼感に満たされ、一瞬ではあるが冷ややかな感覚にさえ見舞われるのだ。
風鈴の音を耳にしながら浴衣姿になり、冷たいそうめんをいただくのが私の夏の習慣となっている。
(越後の汗かきバアバさん 73 歳・新潟県)

『アイスキャンディー』

私が子どもの頃は夏休みになると、ブルーの三輪トラックが田舎の村にやってきた。砂利道をもうもうとほこりを巻き上げながら、「アイス! アイスキャンディーだよ!」とチリンチリンと鈴を鳴らして……。当時は冷蔵庫もない暮らしで、暑い夏でも井戸水を飲み、アイスキャンディーを食べたのは数えるほどだった。
ステテコ姿の父がざるを持って、家族全員分を買ってくる。早くしないととけてしまうので必死である。オレンジ味のアイスキャンディーは、今考えると少し怪しげな代物だったけれど、子ども心には冷たくてたまらなくおいしいものだった。
そんな夏が何度か過ぎ、いつの間にかアイスキャンディーの車は来なくなった。高度成長期に入り、冷蔵庫も買えて、アイスキャンディーも簡単に店で購入できるようになったからだ。でも、甘さに飢えていた頃、あのアイスキャンディーはおいしかったなと今でも思い出す。
(ひろちゃんさん 73 歳・茨城県)

【ゆうゆう写真館】3年目に見事な大輪の花! 弟夫婦にもらった牡丹

73歳読者の夏休みのごちそうとは?「冷蔵庫がなかったから…」心に残る昭和の夏(画像3)

前澤敏子さん 76 歳・静岡県

以前、弟夫婦から牡丹をいただきました。しかし3 年間まったく咲かず……今年の春にやっと大輪の花が咲きました! 10 日間の薄命でしたが、毎日眺めて至福のときを過ごしました。

※この記事は「ゆうゆう」2025年8月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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