記事ランキング マンガ 連載・特集

52歳パート・年収112万円・夫の扶養。このままだと65歳で赤字家計に陥る!?プロのアドバイスは?

公開日

更新日

井戸美枝

新井さんの場合「見直しプラン」

現状では、生活費の膨張で、17年後に貯蓄がマイナスになってしまいます!

子どもの卒業~夫婦退職までの期間は、貯蓄の最後のチャンス。

「ここで家計を見直していれば、年金生活に余裕をつくることができました。でも、実際は何となく年金生活に入り、旅行やゴルフなどの支出が膨らんだまま、貯蓄がどんどん減る事態に」

ここが反省点!!ターニングポイントだった

教育費を払い終わって、気の緩みで家計が膨張
教育費がかからなくなったあとも、家計を大きく見直すことなく夫の退職を迎えた。

生活費は削ったものの、贅沢費が膨張したまま
月の生活費を30万円→25万円に減らす一方で、旅行やゴルフ代などが年100万円!

65歳で仕事を辞め、完全年金生活にシフト
夫婦それぞれが65歳で完全リタイア、収入は833万円から230万円に大幅ダウン。

お守り代わりの保険が、生活費を圧迫!
「安心だから」と続けてきた死亡保険の保険料が徐々に上がり、年120万円にも。

↓↓↓

それでは、見直しプランを見てみましょう!

5年長く働き、贅沢費を見直せば、問題解決に!

保険を解約すれば10年で1200万円、20年で2400万円の出費カットに。

「同時に、夫婦とも70歳まで働いて収入を増やせば、家計は劇的に改善します。お楽しみ費はいったんギュッと引き締め、海外旅行や家の修繕などは貯蓄に応じて計画的に行って」

黒字化のためにやれたこと・やれることは?

子どもが卒業したら、死亡保険は解約して負担減
子育てが終わったら、高額な死亡保障は不要。解約して、年120万円の保険料をカット。

70歳まで、短時間バイトやフリーランスで働く
健康で働けるうちは、夫婦とも仕事を継続。年100万円×2人分の収入を確保。

お楽しみ費は半分に。大きな支出は計画的に使う
お楽しみ費は100万→50万円に。家の修繕などは、貯蓄残高を見ながら計画的に行う。

見直しで、70歳以降の生活にゆとりが生まれた!
毎年の赤字が激減! 70歳で仕事を辞めたあとも、貯蓄で余裕ある暮らしが可能に。

〝ためどき〟を逃さず貯め、リタイア時期を延ばして、老後の安心をゲットしましょう!

▼あわせて読みたい▼

>>老後の資金不安を解消!年金生活にプラスの収入を得る3つの方法とは? >>夫が先に亡くなった場合、遺族年金はいくら? ほとんどの人が勘違いしている5つの重要ポイント >>「夫の収入の半分は自分のもの」と思い込んでない?50代から「自分資産」を始めるべき本当の理由

※この記事は『ひとりで自分資産はつくれる 52歳からお金を貯める・増やす』井戸美枝著(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

ひとりで自分資産はつくれる 52歳からお金を貯める・増やす

井戸美枝著
主婦の友社刊

安心して老後を迎えるためにも、入院や配偶者との離別などに困らないためにも、「自分資産」を作ることが大切です。家計の見直しに役立つ井戸美枝さんオリジナル「キャッシュ・フロー計画書」のダウンロード特典つき。
※詳細は以下のボタンへ

画面トップへ移動