スイカの驚きエピソードやパイナップルの笑い話!果物が織りなす家族の物語
暦の上ではもうすぐ立秋、秋の涼しさが待ち遠しく感じられます。ゆうゆう9月号の「ゆうゆうパーク」に寄せてくださった読者からのお便りをご紹介します! 今回のテーマは『果物の思い出』。
『大きなすいか』
高校時代の夏のことです。バレーボール部の友人Hさんの家に遊びに行くと、すいかを出してくれました。そのすいかの大きさに私は驚きました。
わが家は大家族だったからか、すいかは小さく切ったものを食べるのが習慣でした。Hさんのお母さんが切ってくれたすいかは、ひとり分を大皿にのせるほど大きく、それを遊びに来た数人の友達みんなに出してくれたのです。スプーンやフォークでゆっくりと時間をかけて、楽しくおしゃべりしながらいただきました。
今もすいかを食べるたびに、そのときの驚きとおなかいっぱいになった満足感が思い出されます。
(ミモザさん 72歳・北海道)
『パイナップル食べ放題!』
私の息子は果物好き。特に桃とパイナップルが大好きなんです。
以前、家族でカニの食べ放題つきバスツアーに参加しました。みんなが黙々とカニと格闘し、殻を山のように積んでいました。そんな中、息子の前にはパイナップル(こちらも食べ放題)の皮が山のようになっています。
食べ放題なので何を食べてもいいのですが、カニではなくパイナップルをそんなに食べるとは! でも、幸せそうだったのでいいかと思いました。
しかし、夜になって息子が「舌が痛い」と泣き出しました。大人が気をつけて止めてあげなきゃいけなかった……。かわいそうなことをしちゃいました。20年以上経った今では、家族の笑い話になっています。
(ぷるぷるぱーぷるさん 63歳・愛知県)
『柑橘系でリフレッシュ♪』
果物が大好きだが、物価高がなかなか収まらない昨今は少し控えている。今までは夕食後のデザートや3時のおやつ、そして訪問先への手土産にと果物を楽しんできた。なかでも私は柑橘系の果物に目がない。みかん、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ゆずなどの美しいビタミンカラーと芳醇な味覚、そしてみずみずしさが昔から好きだ。皮をむいてそのまま食べたり、ジュースにしたり、サラダに加えたりと堪能している。
子どもの頃に食べていたかき氷は、決まって黄色のレモン味。ほとんどの女の子が赤色のイチゴ味を選ぶ中、私は変わった子どもに映っただろう。今でもガムやキャンディ、グミはレモンかグレープフルーツ味を選ぶ。あのすがすがしい香りと色を頭の中に浮かべると、元気とやる気がみなぎってくるから不思議だ。冬至のゆず湯はもちろん、夏場には薄くスライスしたレモンを湯船に浮かべて楽しんでいる。柑橘系はリフレッシュに最適な果物だと思う。
(フルーツに目がないバアバさん 74歳・新潟県)
※この記事は「ゆうゆう」2025年10月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています
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