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岸本葉子さんが選考委員【ゆうゆうエッセイ大賞】受賞作を発表!

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ゆうゆう編集部

ゆうゆうエッセイ大賞にご応募いただいた皆さま、ありがとうございます。今年も多数の素晴らしい作品が寄せられ、選考委員一同、選定には大変悩まされました。ここでは、大賞および準グランプリ受賞作品と受賞者のコメントを発表いたします。

選考委員
岸本葉子さん エッセイスト

きしもと・ようこ●1961年、神奈川県生まれ。
保険会社勤務を経て、エッセイストとしてデビュー。
何げない日常の中に喜びや楽しみを見つける姿勢を反映した著書が支持を集めている。
『ひとり上手のがんばらない家事』(だいわ文庫)、『60代、少しゆるめがいいみたい』(中央公論新社)など著書多数。

【選評】筆者の思いが伝わる力作ばかり。リアリティは大きなポイントです

今回のテーマは「もしもタイムマシンがあったなら」ということで、タイムマシンの使い方、乗り方が大きなポイントです。過去のあのとき、あの場所に戻りたいという作品が多かったのですが、その中でもストーリーにリアリティがあり、ファンタジックになりすぎないというのが大事な点でしょうか。

大賞を受賞された千村久子さんの「60年ぶりにごちそうさま」は回想シーンへの転換のうまさと、お母さまを若くして亡くしたという情報の読み手への伝え方が絶妙でした。準グランプリの本多和子さんの「贖罪の船」は、ノスタルジーを超えた、加齢への掘り下げがとても秀逸ですね。強いタイトルから、どんな重い罪の話かと読み進めると……という展開の巧みさもありました。

他、佳作に選ばれた3作品も、レベルとしては大賞をとっていてもおかしくない、というほどの力作です。

岸本葉子さんが選考委員【ゆうゆうエッセイ大賞】受賞作を発表!(画像4)

応募総数は78作。すべての作品にゆうゆう編集部全員が目を通し、選考委員の岸本葉子さんとともに受賞作を選定しました。

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