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2週間で実感!脂肪燃焼・体重減・肌のハリ…日本発「インターバル速歩」のダイエット&健康効果

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植田晴美

日本発の歩き方が、いま世界で注目を集めています。その名も「インターバル速歩」。ただ歩数を稼ぐのではなく、“歩き方”そのものに秘密があるのだとか。海外のSNSでバズり、専門家も驚く効果が話題です。開発者の能勢博先生に、このウォーキングの魅力を伺いました。第4回は、美容と健康効果とQ&A。

▼前回はこちら▼

>>50代〜女性の骨年齢が3歳若返り!6カ月で結果を出した【インターバル速歩】とは?サルコペニア対策にも!

ややキツイ運動後に脂肪が燃焼、 基礎代謝もアップする

「若い頃より、食べる量は減っているのに、なぜか体重が増えてしまう」「ダイエットをしても、なかなかやせない」。ゆうゆう世代の悲しい現実ですね。これは加齢によって筋肉量が減少し基礎代謝量がおちること、さらに筋肉量が落ちることで自然に活動量(運動量)が減ること、などが原因です。

インターバル速歩の早歩きのようなややキツイ運動後には体の疲労回復のために脂肪が燃焼します。さらにインターバル速歩によって筋肉量が増えると、基礎代謝もアップし、脂肪が燃焼します。その結果、体重が減ります。

水分貯留ホルモンや成長ホルモンの分泌でみずみずしい体に

インターバル速歩の早歩きは、自分にとってややキツイ運動です。ややキツイ運動をすると、それが刺激となって、水分貯留ホルモンや成長ホルモンなどが分泌されます。

水分貯留ホルモンは腎臓から水分の排泄を抑制し、体内に水分を貯めようと働きます。成長ホルモンは体内のタンパク合成を促進し、ちょうどスポンジが水を保持するようにその効果を促進します。その結果、体全体がみずしくなり、肌に張りが出て美容効果が得られます。

膝痛があっても大丈夫? 痛みが改善したと答えた人が49.9%も

「インターバル速歩が健康や美容にいいことは理解できたけれど、膝が痛いから、そもそも歩けない」という方もいるでしょう。膝や腰の痛みがあると、できるだけ痛みを感じないように運動を避けがち。

でも膝関節痛を持つ946人の中高年の方々に5カ月間インターバル速歩を行ってもらった後、膝痛の感じ方を聞いたところ、「大変よくなった」「少しよくなった」と答えた人が49.9%もいたそうです。「変わらない」が46.5%、「少し悪くなった」が3.1%、「大変悪くなった」と答えた人はわずか4%以下という結果でした。

インターバル速歩で、なぜ膝関節痛が改善するのか? そのメカニズムはまだ詳細はわかっていませんが、関節を支える筋肉や腱などが鍛えられたので、膝関節への負担が減った、姿勢を正して大股で歩くことで、関節同士の接触面が変わり、痛みを感じにくくなった、などが考えられます。

とはいえ、ムリは禁物。インターバル速歩は早歩き3分+ゆっくり歩き3分が基本ですが、自分の膝の状態を確認しながら、早歩きを2分にするなど、自分で早歩きの時間や速さを調節してください。「膝の痛みが心配」という人は、負担の少ない水中歩行から始めてみるといいでしょう。

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