65歳が年下のグルメインフルエンサーにSNS動画撮影の裏ワザを教わりました【読者モデルの学び体験談】
新たな世界への扉は、好奇心さえあれば年齢に関係なくいつでも開くことができます。ゆうゆうフレンドの経験談から、若い世代との交流で得る「学び」について探ります。今回はローズ麻生育子さんのエピソードをご紹介します。
共通の「好き」でつながる一回限りの気軽な学びの場
もともとは仕事の情報発信として始めたインスタグラム。
「外食の楽しみが減り、旅行も難しくなったコロナ禍中に、逆境を楽しもうと『テーブルの上の世界旅行』をテーマに、食文化に関する記事の投稿を始めました」
徐々にフォロワー数が増え、フォロワーとコメントをやりとりしたり、世代を超えたインフルエンサーと交流したりするうちに、その楽しさに魅了されたという。今では、レストランの紹介や招待制のグルメイベントで知り合った、年下のインフルエンサーに、写真や動画の撮り方、編集テクニックを学んでいるのだとか。
「たとえば、マイ箸を持参してハーブの位置を整えたり、ラップを丸めて皿の裏に忍ばせて料理に傾斜をつけて写りをよくしたり、肘の下にナプキンを敷いてカメラを持つ腕を滑らせて、動きのあるショットを撮ったり。イベントでは、参加者全員が撮り終えるまで料理を取り分けないのが暗黙の作法で、乾杯ショットは3回撮り直す、なんてことも」
この界隈のルールを若い世代の多い現場で聞き覚え、編集アプリやSNSの使い分けもその場で質問して学んだ。
「1人で招かれるケースが多いので、初対面同士でも話しやすいんです」
深く個人情報を交わさずとも、盛り上がれるのも利点だとローズさんは語る。
「『好き(=食べ物)』が入り口だったこともよかったのかもしれません。共通の話題があれば、年齢は関係ありませんから」
興味をもったら、まずは単発イベントに1人で参加してみるのがローズさんのおすすめ。
「合わなかったら他を探せばいいんです。楽しみながら学び合える仲間が見つかればむしろラッキー、くらいの気持ちがちょうどよいと思います」
好きから始まる学びの輪
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構成・文/羽生田由香
※この記事は「ゆうゆう」2025年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
