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約130軒の家を設計してきた一級建築士。26万人に支持される「幸せに住みこなすため」の発信とは?

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ゆうゆう編集部

コロナ禍での決意「全ノウハウを出しても」

八納さんが本格的な情報発信を始めたのは、コロナ禍がきっかけだった。家の中で自暴自棄になる人が急増し、「コロナうつ」「コロナ離婚」「コロナDV」という言葉が流行った時期である。

「あ、これまずいなと思ったんです。だから多くの人に、もう持っているノウハウ全部出してでも、家を幸せに住みこなしてもらいたいなと思ってやったのが『幸運すまいチャンネル』なんです」

ビジネス優先の家相鑑定士への警鐘と本質的な捉え方

八納さんは、巷にあふれる「ここにこれがあるのは良くない」といった表面的な家相論に対して厳しい見方を示す。

「それはレベルの低い家相の話なんです。ビジネス優先の家相鑑定士の人が話すような内容で、結局そうすることで自分のビジネスにつながるための論法なんですよ。だまされなくて大丈夫です」

真の家相の捉え方は、レッテル貼りをするのではなく「それをどう力に変えていくか」だという。

「例えば西の方に水回りがあると金運が上がりにくいとします。でも、その家を選んだ時点で、あなたは普通の人以上に金運を高める筋力をつけるためにその家を選んでいるんです。そこで金運がしっかり高まるように自分の人生を構築していくと、ある段階でその家を卒業して引っ越していく。そして金運が下がらない家に行ったら、びっくりするぐらい自分の金運力の筋力がついていることに気がつける」

これが家相学の根底で最も大切な考え方だと八納さんは語る。ここを知らない鑑定士は「ノウハウテクニックだけで、それがあるからあなたの運勢が悪いんです」と言って終わってしまう。

「本来は、心のことを勉強しなきゃいけないんです、鑑定していく人って。対処法があるということも含めて、それをどう力に変えていくかが本来のプロの家相的な捉え方の根本にあります」

八納さんの情報発信は、こうした本質的な理解を多くの人に届けたいという使命感に支えられている。建築士としての技術的知識と、家相の深い理解、そして実際の検証に基づいた情報だからこそ、26万人ものチャンネル登録者に支持されているのだろう。

八納さんからのメッセージ

家は、人生そのものを映す舞台。
そこに流れる空気や光、家族の笑顔までもが、日々の運を育てていきます。
「設計した家で人を不幸にしたくない」という想いから始まった探求は、いま、多くの人に“幸せに暮らす力”を届けています。
家を整えることは、自分と家族の未来を整えること––––。
今日もまた、わが家を少しでも心地よくしてみたくなる、そんな言葉です。

【INFORMATION】

YouTube「幸運すまいチャンネル」
チャンネル登録者数26万人。家相や風水を科学的な視点から解説し、具体的で実践しやすい住まいの整え方を発信している。
https://youtube.com/@yanokeizo

一生お金に恵まれる家の秘密 金運ハウス

八納啓創 著 (KADOKAWA)

家づくりに「風水」と「家相」を取り入れた一級建築士が教える「お金を引き寄せる家」のつくり方を詳しく解説。一戸建て、マンション、ファミリー、ひとり暮らし、どんな住まいにも役立つ内容となっている。

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イラスト/足立有加 写真/ピクスタ

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