簡単・安い・おいしい!起きて5分でできる朝メシのモデルメニューとは?【77歳・鎌田 實先生】
健康寿命&病気予防の9割は朝メシで決まる!? 77歳・鎌田 實先生の話題の新刊『鎌田式 最強のズボラ朝メシ!』(エクスナレッジ刊)から、先生が毎日実践し、50年かけて調べ上げた朝メシの極意お届けします。第4回は、ごはん派、パン派、それぞれの朝メシモデルメニューをご紹介!
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>>朝食を食べないと太る!?77歳医師が教える【朝メシ改革】と血糖値スパイクを防ぐ方法朝メシはできるだけ簡単にすませたい
着替えをしたり、顔を洗ったり、歯をみがいたり、朝はやることがたくさんあります。朝メシは食べたいけれど、調理に時間がかかる手の込んだメニューはとても無理、という人が多いのではないでしょうか。
朝メシの準備は簡単にすませましょう。冷蔵庫に保存している常備菜なども活用して、調理にかける時間をできるだけ節約するのが、健康的な朝メシを長続きさせるコツです。
朝たん(※1)のために、さかなや肉もとりたいですね。でも、さかなを焼いたり、肉を炒めたりするのがめんどうなら、缶詰を積極的に活用しましょう。さかなであればいわし缶やさば缶やツナ缶、豆なら大豆水煮缶やミックスビーンズ缶などを活用、ランチョンミートという豚肉の缶詰もあります。
缶詰を皿にあけて冷たいまま食べるのは味気ないですね。温かくして食べたいなら、電子レンジを使えば簡単です。
電子レンジでチンするのもめんどうであれば、コンビニを利用してもよいのです。
その際、おにぎりだけですませるのではなく、たんぱく質を含むおかずも必ずとるようにしてください。コンビニには焼きざかなや煮ざかな、サラダチキンなど調理済みのお惣菜も豊富です。これらを活用して、たん活(※2)を心がけましょう。
※1、※2
朝たん・たん活……たんぱく質をとって筋力低下を防ぐ(第3回の記事を参照)
ごはん派・パン派どちらもたんぱく質がカギ
朝メシのメニューは大きく分けて「ごはん派」と「パン派」に大別されると思います。
ごはん派はごはんとみそ汁が基本です。だしをとるのがめんどうなら、事前にとっておいただしをペットボトルにストックしたり、顆粒だしを使えば調理時間はたいしてかかりません。
いろんな具を一緒に煮込んだ「具だくさんみそ汁」なら、それだけでおかずになります。
ここでもポイントは、朝たんです。具だくさんみそ汁には、たまごや豆腐・油揚げなど、必ずたんぱく質を入れるようにします。
パン派にもみそ汁はおすすめです。喫茶店のモーニングには、みそ汁がついている店があります。パンにみそ汁は意外に合うのです。
みそ味はどうも......というなら、コンソメ味(顆粒コンソメだしを使えば簡単)などの具だくさんスープにすればよいと思います。この場合も、朝たんを意識して、たまごやソーセージなどを入れるようにすれば、1杯のスープだけで、たんぱく質も野菜もとることができます。
