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春まで咲き続ける[シクラメン]で、室内も戸外もかわいらしく!【ガーデニング】

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光武俊子

最新の園芸品種や愛らしい原種に注目を

シクラメンは毎年、新たな園芸品種が登場しています。近年話題になっているのは、これまでなかった神秘的なパープルの花色や、ピンクや赤の花弁に白い縁取りが入るもの。花弁がほとんどそりかえらずに萼片とのコントラストを楽しむものや、花弁にギザギザの切れ込みやフリル状になる品種など、華やかです。

春まで咲き続ける[シクラメン]で、室内も戸外もかわいらしく!【ガーデニング】(画像8)

花弁に縁取りが入る覆輪タイプ

春まで咲き続ける[シクラメン]で、室内も戸外もかわいらしく!【ガーデニング】(画像9)

そりかえらないタイプ

春まで咲き続ける[シクラメン]で、室内も戸外もかわいらしく!【ガーデニング】(画像10)

ギザギザの入るフリンジタイプ

一方、世界各地に分布するシクラメンの原種も、最近は少しずつ出回っています。日本の気候でも育てやすいヘデリフォリウムやコウムなどは、大きな園芸店でゲットできます。園芸種に比べ小型ですが寒さに強く、愛らしく葉に特徴があったり、野趣ある雰囲気が魅力的です。

春まで咲き続ける[シクラメン]で、室内も戸外もかわいらしく!【ガーデニング】(画像11)

シクラメン・コウム

春まで咲き続ける[シクラメン]で、室内も戸外もかわいらしく!【ガーデニング】(画像12)

多くの園芸品種の親になったシクラメン・ペルシクム

園芸品種でも夏越しさせて翌年も咲かせる

シクラメンは北アフリカや中近東、地中海沿岸地域などに自生する球根植物。蒸し暑さに弱いものの上手に夏越しできると、翌年も楽しめます。鉢植えは花後にひとまわり大きな鉢に植え替え、葉がほとんどなくなったら夏に水を切って風通しのよい日陰で休眠させ、秋に水やりを再開しましょう。ガーデンシクラメンは強光線が当たらない場所に植えつけ、そのまま育てます。

夏に葉がほとんどなくなることから、枯れたと思ってしまう方が多いようですが、これは球根が休眠している状態。秋にはまた球根の上部から芽が出てきます。球根が大きくなって葉がふえるほどに花数も多くなるので、寒さの前に葉をたくさん出させましょう。1年目よりさらに華やかななシクラメンを楽しみたいものです。

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