【キャシー中島さん・72歳】娘夫婦と互いにストレスなく同居する秘訣とは?[後編]
40代で、静岡県御殿場市の緑に囲まれた一軒家から都心へと住まいを移したキャシー中島さん。転居のきっかけとなった出来事や、現在の暮らしについて伺いました。
▼前編はこちら▼ 【キャシー中島さん】これからの暮らしを見据えて田舎の一軒家から都心に住み替え[前編]
お話を伺ったのは
キャシー中島さん キルト作家
きゃしー・なかじま●1952年ハワイ生まれ、横浜育ち。
69年より芸能活動をスタート。現在はタレント業のかたわら、キルト作家として創作や指導、キルト文化の普及に情熱を注いでいる。
国内外のキルト作家の作品を一堂に集めた「第3回ワールドキルトフェスティバル 2024」(パシフィコ横浜にて11月7日~9日)は、キャシーさんの作品を見るチャンス。ぜひ会場へ足を運んで。
こだわったのは「屋上庭園」
ちょうどその頃、七奈美さんの大学入学、雅奈恵さんの俳優デビューという出来事も重なり、転居を決意。キルトスタジオが開設できる場所を念頭に、土地を探す中で出合ったのが、三軒茶屋の土地だった。
「もともと年をとったら都会に住みたいという思いはあったんです。田舎暮らしは体力があるうちはいいけれど、車が運転できなくなったら買い物にも行けなくなってしまう。それを考えたら、老後は歩いて買い物に行けて、多くの人と触れ合える場所がいいなと。三軒茶屋はどこに出るにも便利だし、人も雰囲気もあたたかい街。ここに決めて、大正解でしたね」
その土地に家を建て、7年ほど暮らしたのち、敷地を買い足して建て替えたのが現在の家。いちばんのこだわりは屋上だと、キャシーさんは胸を張る。
「御殿場の緑の中で育った子どもたちは自然が大好き。私も、庭に出て家族みんなでご飯を食べる時間が好きだったから、東京の家でもそういう場所が欲しくて屋上に庭を造ったんです。今では季節ごとに、しだれ桜やプルメリアなどさまざまな花が咲き、オリーブやグアバも実をつけるオアシスに。孫やわが家の8匹の猫たちもこの庭が大好きで、みんな元気にのびのび遊んでいるんですよ」
▼こちらもおすすめ▼
>> 【モノがあっても心地いい家の秘訣】元ミス日本・伊藤千桃さん「捨てられない性格だから整理収納を工夫し、暮らしやすさをキープ」【前編】