若々しさを保つカギ【毛細血管】の老化を防ぐ食べ方ルールとは?
全身にくまなくはりめぐらされ、細胞に酸素や栄養、免疫物質など大切なものを運んでくれる毛細血管。この毛細血管の老化を防ぎ、増やすことができれば体の中から若返り、不調が改善し、さまざまな病気も予防できます。
▼毛細血管の老化度をチェック▼
お話を伺ったのは
根来秀行さん 医師、医学博士、ハーバード大学医学部客員教授
ねごろ・ひでゆき●1967年、東京都生まれ。
東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。
最先端の臨床、研究、医学教育の分野で国際的に活躍中。
著書に『ハーバード&パリ大学根来教授の特別授業 「毛細血管」は増やすが勝ち!』(集英社)など。
毛細血管は食事で若返る
毛細血管を傷つけて動脈硬化を進行させる塩分は控えて正解
塩分過多は高血圧を招き、血管に負担が
1日に必要な塩分量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満とされていますが、日本人は塩分とりすぎの傾向にあるといわれている。その元凶は?
「しょうゆ、みそなど、もともと塩分の多い調味料を使うこと。カップめんや市販の総菜の利用、外食が増えたことなども塩分過多になる原因でしょう。食事で塩分を摂取して血液中の塩分量が増えると、血管内の水分が増えて血液量も増えます。たくさんの血液が流れると、血管が圧迫され、血圧が上がってしまいます。また、血液内塩分過多で血圧が上がると、それによって血管の内皮細胞が傷つけられて、動脈硬化が進行しやすくなります。動脈硬化は加齢、老化によって進むので、ゆうゆう世代は塩分控えめの食事が鉄則です」
簡単にできる減塩のコツ
朝食は朝日を浴びてから1時間以内に。夕食は軽めで毛細血管を老化、劣化させない
朝食、昼食しっかりの食べ方は肥満予防にも
毛細血管を老化、劣化させないため「食事をとるリズムも非常に重要」と根来さんは言う。
「1日3回の食事を規則正しくとると、毛細血管の老化スピードを遅らせることができるだけでなく、若返らせる可能性もあるのです。おすすめの食事リズムを紹介しますね。まず朝食は朝、太陽の光を浴びてから1時間以内に食べること。なぜかというと、食事によって体内時計が調整されることで、自律神経のリズムも整うからです。ちなみに朝8時から行われるハーバード大学の教授会では脳にエネルギーを補給するため、ベーグル、フルーツ、ヨーグルト、サラダなどが用意されています。日中はエネルギー消費量が多いので、炭水化物や脂質は昼食でとると肥満予防にもつながります。夜は副交感神経を優位にしたい時間帯。消化器は休ませ、体の修復や再生にエネルギーをしっかり使うため、夕食は軽めがおすすめです」
