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ガーデニング初心者必見!シクラメンの育て方【戸外・室内】と上手な夏越しのコツ

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光武俊子

冬の鉢花を代表するシクラメン。かがり火のように花弁をそり返らせる花形がユニークです。かつてはお歳暮などのギフトや年末年始に室内を飾る花として人気を集め、現在は冬も戸外で楽しめる寒さに強いタイプが一般的に。室内外どちらでも5月まで咲き続ける花は貴重です。

育てる場所によってタイプを選ぶのが大事!

シクラメンには寒さに強く戸外で咲き続ける小型のガーデンシクラメンと、寒さにはあまり強くないものの室内で華やかな鉢花として楽しめるタイプがあります。庭やベランダで育てたいのか、室内を飾りたいかによって、タイプを選んで購入しましょう。

タイプの選び方は難しくありません。園芸店やホームセンターの戸外に並んでいれば寒さに強いガーデンシクラメン、屋内の棚にあれば室内タイプです。ガーデンシクラメンは3.5号(1号は直径3㎝)ほどのポット苗が500~800円とお手頃で、室内タイプは5号~6.5号の鉢花で800円から高いものは数千円します。

ただし、コンパクトな草姿がかわいらしいミニシクラメンは、小さなポット苗でも寒さには強くないので、迷った場合はお店の方に耐寒性を確認しましょう。寒さに強くないといっても、最低5℃以上あればどのタイプのシクラメンも大丈夫! 屋内でも暖かすぎる部屋より日当たりのよい廊下などが適します。

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戸外で咲き続けるガーデンシクラメン

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日当たりよい室内で楽しむタイプ

変化に富む園芸品種、近年注目される可憐な原種

室内で楽しむタイプは、花径が大輪から小輪(ミニシクラメン)まで幅広く、花色も赤・ピンク・白の基本色にくわえ紫系まであります。花弁に縁取りが入る覆輪、バイカラー(2色咲き)や絞り模様などと、園芸品種が多彩です。近年は八重咲き花弁がそり返らないユニークな花形も登場しています。

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バイカラー

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絞り模様

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八重咲き

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花弁がそり返らないタイプ

ガーデンシクラメンも、新鮮なサーモンピンクの花色や覆輪タイプなどが誕生。葉模様も多彩で、シルバーリーフを思わせる斑入り葉の品種などが注目されています。

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サーモンピンクの花色

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シルバーリーフのような斑入り

こうした園芸品種に対して、近ごろじわじわ人気を呼んでいるのが原種シクラメンです。園芸品種はおもに原種シクラメン・ペルシカムを品種改良したものですが、シクラメンにはほかにもギリシャ原産のシクラメン・ヘデリフォリウムや、トルコ原産のシクラメン・コウムなど23種の仲間があります。

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シクラメン・ペルシカム

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シクラメン・ヘデリフォリウム

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シクラメン・コウム

原種は栽培が難しいと思われがちですが、ヘデリフォリウムやコウムは寒さだけでなく夏の暑さにも強くて育てやすいものです。夏は地上部が消えますが、植えっぱなしで年々花が増えるという特徴があります。

植え替えとは、鉢植えや地植えの植物を別の場所や容器に移して育て直す作業を指します。生長に伴って根詰まりを起こしたり、用土の養分が不足したりした場合に必要で、植物の健康を保つために欠かせない手入れのひとつです。時期としては休眠期や生長初期が適していて、新しい用土や大きな容器、広い場所に植え替えることで根の活性化を促します。根の状態を確認しながら丁寧に行うことで、再び元気に育ちやすくなります。

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八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

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耐寒性とは、植物が寒さにどれだけ適応できるかを示す性質のことです。特に冬のガーデニングでは重要な要素であり、気温が低くなる地域での植物選びの判断基準になります。例えば、パンジーやビオラのような耐寒性の高い植物は寒冷地でも育てやすい一方、熱帯原産の植物は室内栽培や防寒対策が必要です。耐寒性を知ることで、季節や地域に合ったガーデニング計画が立てやすくなります。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。

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原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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覆輪とは、植物の葉や花びらの縁に現れる色の違う線状の模様を指します。この模様があることで、植物全体の印象が華やかになり、観賞価値が高まることが多いです。例えば、チューリップやアジサイの花には美しい覆輪をもつ品種があります。また、覆輪は自然に出現することもあれば、育種や交配によって意図的に表現される場合もあります。

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花形とは、ガーデニングにおいて花の形状や咲き方を指します。漏斗形、鐘形、バラ形など多彩なタイプがあり、花壇や鉢植えのデザインで個性や全体の雰囲気を引き立てます。特に寄せ植えや庭づくりでは、異なる花形を組み合わせることで立体感や動きを演出できます。例えば、パンジーの平らな花形とチューリップの漏斗形を組み合わせることで、視覚的にバランスの取れた華やかな空間が生まれます。花形の組み合わせ方の工夫次第で、ガーデニングの幅は無限に広がります。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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