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「結婚しない40歳の子どもが心配…」親の不安を軽くする禅の考え方とは?【禅僧・枡野俊明さん】

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ゆうゆう編集部

今回は、40歳になっても結婚しない子どもを心配するお母さんからのご相談です。さて、禅僧・枡野俊明さんのお答えは?

門を開けば

「開門福寿多(門を開けば福寿多し)」
自ら門を開くことで福を招き入れようという禅の言葉です。

<今月のテーマ>
独身の子どもたちが気がかりです

二人の子どもに恵まれましたが、二人とも結婚していません。結婚には消極的なようです。40歳になり、なかなか若い人のように出会いがないようで……。自分の生活を楽しんでいるみたいですが、このままでよいのかと心配にもなります。

結婚しない令和の若者、その背景にあるものは

お子さんが二人とも結婚しないことが気がかりなのですね。ご心配なお気持ちはよくわかります。しかし21世紀に入って婚姻率は低下の一途をたどり、「20代や30代になれば結婚するのが当たり前」ではなくなりました。

原因の一つに、個人の生き方が尊重される世の中になったことがあげられると思います。これは喜ばしいことです。昭和の頃であれば、「男がいつまでも嫁を持たないなんて、一人前とは認められない」と言われたものです。

女性の場合はもっと深刻で、男性との賃金格差が大きく、一人で生活するには厳しいほどの額だったと思います。生きるために結婚は必須で、結婚しない場合には兄や弟の世話になる人もいたようです。しかし現代社会では、女性も一人で生きていけるだけの収入を得ることは可能になり、人生の選択肢は増えました。その面では、いい世の中になったと言えるでしょう。

それでも実際には、「いつかは結婚したい」と思っている若い人は多いようです。問題は、相談者さんも言うように「出会いがない」ことです。

以前は、職場結婚がとても多かったですね。ただ最近は、仕事と無関係な飲み会などに誘うとセクハラやパワハラととらえられることもあります。「仕事帰りに異性を飲みに誘うことなんて、とてもできません」という声も聞きます。会社は出会いの場ではなくなったのかもしれません。

もっと減っているのは、お見合いでしょうか。昔はお見合い写真をいくつも持ち歩き、「おたくの〇〇さんにぴったりだと思うの!」と結婚相手候補を紹介してくれる人もいましたね。そんな風景も失われました。

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