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「結婚しない40歳の子どもが心配…」親の不安を軽くする禅の考え方とは?【禅僧・枡野俊明さん】

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ゆうゆう編集部

人間関係はご縁。焦らず待つことが大事

春来草自生――はるきたって おのずからくさしょうず

春がくれば草木は自然に育つ。
時期の違いこそはあるとしても
ご縁を結ぶ日はきっときます

禅には「春きたって、おのずから草、生ず」という言葉があります。草木は冬の間にひっそりと芽吹きの準備を始め、春というタイミングがきたらいっきにつぼみをふくらませ、枝葉を伸ばす、という意味です。人間だって同じこと。いつがその子にとっての春なのかは、そのときになってみなければわかりません。

大事なことは、ご縁が訪れたときにそれをきちんと結べるよう、自分を磨いておくことだと思います。親御さんはハラハラすると思いますが、お子さんの自尊心を傷つけないように、今はじっと見守るしかありません。

少し前ですが、俳優の大竹しのぶさんが新聞のエッセイで「息子が結婚しました」と書いていました。数年前に「40歳までに結婚する」と宣言して、実際にその通りになったのだとか。時代がかわり、出会いの形がかわり、人生のパートナーと出会う時期もかわってきています。いつかきっと芽吹くのだと信じましょう。

そしてもし、お子さんが「自分は結婚に興味がない。一人で生きていくのも悪くない」と思っているのであれば、それも人生です。ただし現在の日本では、血縁関係や家族関係のある人でなければできないことも多いもの。介護、医療、そして埋葬や死後の手続き……そのようなことを依頼できる若い世代の親戚との、橋渡し役になることが親の仕事かもしれません。

アドバイスいただいたのは

枡野俊明さん
曹洞宗徳雄山 建功寺住職
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山 建功寺第18世住職。庭園デザイナー。多摩美術大学名誉教授。「禅の庭」を通して国内外から高く評価され、2006年ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に。『悩みを手放す21の方法』(主婦の友社)など著書多数。

取材・文/神 素子

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※この記事は「ゆうゆう」2026年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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