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親を亡くした悲しみが消えないあなたへ…【禅僧・枡野俊明さん】が教える「心の中でできること」

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ゆうゆう編集部

過去の悔いを糧に、今の自分の行動を変える

相談者さんは「父との時間をもっと大事にすればよかった」と悔いているご様子です。身近な人が亡くなったとき、誰しも思う気持ちです。けれど人間は、完璧ではありません。もしタイムマシンでお父さまの生前に戻れたとしても、悔いなく見送ることはできないでしょう。

だからこそ、過去ではなく現在を見つめてください。できなかったこと、失敗してしまったことをご自身の中でしっかりと受け止めて消化し、今できることに振りかえていくのです。

もしもお母さまがご存命なのであれば、お父さまにしてあげられなかったことをお母さまにしてあげてください。あるいはご高齢の親戚や近所の方でもいいと思います。ご主人やお子さん、ご友人などといい関係を保っていくためのヒントにもなるでしょう。マイナスの経験を悔いるだけでなく、どうプラスに転じていくかを考えることがご自身のためになるはずです。

お父さまがお亡くなりになって7年。今も思い出して恋しく思われるのは、生前のお父さまととてもいいご関係を築いていらしたからなのでしょう。お父さまのそのような姿勢を、相談者さんの今後の生き方にぜひ取り入れてください。それこそが、お父さまが最もお喜びになる生き方なのではないでしょうか。

アドバイスいただいたのは

枡野俊明さん
曹洞宗徳雄山 建功寺住職
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山 建功寺第18世住職。庭園デザイナー。多摩美術大学名誉教授。「禅の庭」を通して国内外から高く評価され、2006年ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に。『悩みを手放す21の方法』(主婦の友社)など著書多数。

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