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還暦パリから3年。63歳ひとり旅で変わったこと【中道あんさん】

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中道あん

「やっぱりポイ活は外せません」

最後に、今回の旅費をざっくりご紹介します。飛行機が遅れた影響で1泊滞在時間が伸びたので、ヘルシンキとウイーンで6泊8日の旅。

航空券は、JALやANA、フィンエアを利用し、マイルも活用して約23万円。

ホテルは、羽田、ヘルシンキ、ウィーンで計7泊。ポイントや会員特典も使い、約27万円でした。あとから、台風でやむを得ず延泊したホテル代の弁償費用としてANAから200€が戻ってきます。

6日間の交通費、カフェ、レストラン、美術館、お土産代で、総額:10万円。合計60万円でした。私としては50万円以内に収まって欲しいと思っていたのですが、延泊したことや、ホテル代が高くなっていることも原因です。なんたって3年前のパリでは1ユーロ158円前後。現在よりも30円近く円高だったんですから。どんな支払いも円の弱さを感じてしまいます。

そんなある午後のこと、たまたま通りに面したテーブルでラーメンを食べている人を見ちゃったんです。「あっ、美味しそう~」と思って通り過ぎたのですが、どうしても黒い醤油だしのインパクトが頭から離れず、戻って私もその人と同じラーメンを食べました。炭酸水を1本つけた金額が、3900円でしたもん。麺を啜りながら「日本じゃ絶対に流行らんわ……」と思いつつも、醤油スープは胃袋に沁みました。日本のラーメン屋さんが本気で海外に進出したら、絶対に長蛇の列だと思うんだけどな……。

今回の旅の方が節度ある使いかたをしているのに、思ったより高いのは円安の影響がかなり大きいんだなって思いました。若い頃のように、「たくさん持ち帰る旅」ではなくなりました。自分の体をいたわりながら、好きな景色をゆっくり味わう。そんな旅も悪くないなと思っています。そのために、やっぱりポイ活は外せません。

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