500mLを3~4時間で1本が目安! 高血糖リスクを防ぐ【夏の水分補給】Q&A
熱中症対策として欠かせない水分補給。しかし、飲み物の選び方や飲み方によっては、高血糖のリスクを高めてしまうことがあります。経口補水液は毎日飲んでもいいの? コーヒーは水分補給になる? 水分はどのくらい飲めばいい? 日本糖尿病学会専門医のおばな内科クリニック 院長・川名部 新さんに伺いました。
▼前編はこちら▼
>>角砂糖17個分も!? 夏に注意したい【ペットボトル症候群】の症状と原因無糖コーヒーも水分補給に! ただし水や麦茶と一緒に飲んで
糖分の多い清涼飲料水を大量に飲み続けることで高血糖となり、強いのどの渇きが生じます。その結果、さらに甘い飲料を飲んでしまい、高血糖が悪化するという悪循環に陥ってしまうペットボトル症候群。重症化すると脱水や意識障害を起こし、救急搬送が必要になることも。
前編では、甘い炭酸飲料やカフェオレ、紅茶などペットボトル飲料の中には糖分を多く含むものがあることから、ペットボトル症候群予防のために、適量摂取が重要であると紹介しました。では、経口補水液やブラックコーヒーはどうでしょうか? 夏の水分補給に関する疑問をQ&A形式で紹介します。
Q. 熱中症予防に経口補水液を飲んでもいいですか?
A. 汗をあまりかかない人が日常的に飲むと、高血糖の原因になることも
経口補水液には、水分や塩分だけでなく糖分も含まれています。そのため、涼しい室内で過ごし、汗をあまりかかない人が日常的に飲むと、高血糖の原因になることがあります。一方で、屋外で過ごす時間が長い人、スポーツでたくさん汗をかく子ども、高齢者や体調不良で食事や水分摂取が十分でない人などでは、脱水予防のために有用です。
Q. ブラックコーヒーを1日に2~3杯飲みますが、コーヒーは水分補給にはカウントされませんか?
A. コーヒーも水分補給に。ただし、水や麦茶も一緒に飲んで
コーヒーも水分補給に含めて問題ありません。しかし、カフェインには利尿作用があるため、汗をかきやすい夏場はコーヒーだけではなく、水や麦茶も一緒に飲んで十分な水分補給を心がけましょう。
Q. どれくらいのペース・量で水分補給をするのがベストでしょうか。目安を教えてください。
A. ひと口ずつこまめに、 500mLを3~4時間で飲み切るペースで
のどが渇く前から、こまめに水分をとることが大切です。一度にたくさん飲むのではなく、ひと口ずつこまめに飲むことを心がけましょう。目安としては、500mLのペットボトルが3~4時間で1本なくなる程度のペースです。水分摂取量は、室内中心の方で1日1~1.5L程度、屋外で活動する方で1日2~2.5L程度が目安です。
Q. 甘いドリンクをどうしても飲みたいときはどうしたらいいでしょうか?
A. たまに楽しむ程度はOK。空腹時を避けて食事と一緒に飲むのが〇
甘いドリンクも、たまに楽しむ程度であれば問題ありません。ただし、大量に毎日飲み続けると「ペットボトル症候群」の原因になることがあります。飲む場合は、空腹時を避けて食事と一緒に飲むなど、血糖値が急上昇しないよう工夫しましょう。
