つまずきやすい人に。83歳の健康研究者がすすめる散歩前30秒「手足のおしくらまんじゅう」3ステップ
「歩きたいのに、すぐ疲れる」「ひざが痛い」「気力が続かない」などの悩みを抱えている方へ。健康増進の研究をしてきた83歳の名誉教授・石田良恵さんが、誰でも簡単にできて、楽しくて、そして効果的なコツを紹介します。『ボケない散歩 83歳、健康を研究する教授の習慣』(アスコム刊)から、第1回は、転倒を防ぐ、“手足のおしくらまんじゅう”です。
「手足のおしくらまんじゅう」で足底筋群を強化
「手足のおしくらまんじゅう」をすると、よいことがたくさんあります。
①歩行が安定し、転倒予防につながる
歩いているときに、ちょっとした段差につまずいたり、傾斜でバランスをくずしたりしても、しっかり踏ん張れるようになり、転倒を防げます。
②土踏まずのアーチがしっかりする
土踏まずの「アーチ」は、足底筋群によって支えられています。足底筋群が弱るとこのアーチがくずれ、ひどい場合は偏平足になることもあります。
③衝撃をやわらげ、関節への負担を軽減する
土踏まずは、歩くときに少し沈み込み、クッションのように地面からの衝撃を吸収してくれます。この沈み込みがないと、着地をするたびに腰やひざに大きな衝撃がかかります。
着地時の衝撃は、体重の約1.2倍とも。体重が50kgの方なら、一歩ごとに約60kgもの力が足にかかるということですね。土踏まずがあるからこそ、この力を分散できるのです。
④関節のねじれを防いで、体のゆがみを予防する
土踏まずがアーチ状になっていないと、どうなるでしょう?
歩くときに足が内側に傾きやすくなるので、足首やひざ、股関節に不自然なねじれが生じてしまいます。この状態が続くと体がゆがんで、あちこちに痛みが出ることもあります。
⑤冷えやむくみを改善する
足裏全体の血流が促されるので、足元の冷えの改善はもちろん、むくみの予防や軽減にもつながります。
特に長時間の立ち仕事をしている方や、座りっぱなしのことが多い方が行うと、血液やリンパの流れがよくなって、足がすっきり軽く感じられるようになります。
やり方はとても簡単です。
