夏にバラが急に元気をなくしたら?株元のフラスでわかるカミキリムシ幼虫(テッポウムシ)対策
夏はバラが弱って見える季節ですが、暑さだけが原因ではなく、カミキリムシのせいかもしれません。気づかないうちにバラを衰えさせ枯らしてしまう害虫ですが、夏は被害が見つけやすい季節。早めの対策で大切なバラを守りましょう。
カミキリムシとはどんな害虫?
カミキリムシは、長い触角を持つ甲虫の仲間で、バラに被害を与えるのはゴマダラカミキリの仲間です。
しかしバラに悪さをするのはゴマダラカミキリの成虫ではなく木の内部で育つ幼虫で、この幼虫はテッポウムシとも呼ばれます。
テッポウムシにもいくつかの種類があるようですが、バラに悪さをするテッポウムシは多くは幹や根元の中に住み、1~2年かけて木の内部を食害しながら成長します。
内部を食害されると水や栄養分が十分に行き渡らなくなり、枝葉はしおれ、樹勢は衰え、被害が大きい場合は株全体が枯れてしまうこともあるのです。
適切に栽培しているのにバラが次第に元気を失い、しまいに枯れてしまったという話を聞くことがありますが、こうしたときはまずテッポウムシを疑ってみるのがバラ栽培の常道です。
株元のフラスがテッポウムシのサイン
テッポウムシは幹の内部で生活するため、姿を直接見ることはほとんどありません。
そのため、株の外側に現れるサインを見逃さないことが早期発見につながります。
最も分かりやすいサインが、株元や地際に見られるおがくずのようなもので、これをフラスといいます。
幼虫が幹の中を食い進み、その食べかすや排泄物を穴から外へ出すため、おがくずのようなフラスがたまります。
フラスを見つけたら、まずは株元の幹に小さな穴がないか観察しましょう。
そこからフラスが排出されている場合が多く、テッポウムシが幹の中にいる可能性があります。
フラスは一年中見られる可能性がありますが、春から夏にかけて孵化したテッポウムシは夏に活動が活発になるため、フラスが現れやすくなります。
既に木の中で育っている幼虫の活動も盛んになるため、夏は発見の機会が増えるというわけです。
