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木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ

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更新日

吉原美奈子

木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ

たくさんのイングリッシュローズを集めた、シュラブローズの庭。ここまでの密植は病気が心配ですが、冷涼で湿気が少ない地域なら可能かも。

バラのカタログや記事でよく目にする「シュラブ」という分類。でも「結局どんなバラ?」と聞かれると、意外に答えるのが難しいのではないでしょうか。知っているようで実は奥が深いシュラブローズ。その多様な姿を見てみましょう。

木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ(画像2)

ゴールデンセレブレーションも多くの人に知られるシュラブローズ。木立ちにもできますが、つる仕立てにして這わせると一段と見事。

そもそもシュラブとはどんな意味?

バラの品種にはシュラブ(shrub)という分類があります。
シュラブとはもともと「低木」を意味する言葉で、バラでは木立ち性のバラより枝を長く伸ばし、自然な樹形に育つものを指して使われています。

ただ、シュラブと聞いても具体的にどんな姿なのか、少し分かりにくいかもしれません。
よく木立ち性バラ(ブッシュ・bush)とつるバラ(クライミング・climbing)の中間という説明がなされ、筆者もそのような表現をすることがあるのは確かです。

木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ(画像3)

記事の最後に紹介した‘オデュッセイア’。波状の花弁が美しい、四季咲きのシュラブローズです。名前はギリシャ神話にちなみます。

しかし木立ち性よりも大きく枝を伸ばすものが多い一方で、つるバラのように長く伸びた枝を必ず誘引するとは限りません。

シュラブの樹形は実にさまざま。コンパクトにまとまる「コンパクトシュラブ」もあれば、枝を大きく伸ばし、つるバラのようになるものもあります。
つまり、シュラブだからこのくらいの大きさと、ひとくくりにはできないのです。

木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ(画像4)

シュラブローズの枝を伸ばさず、木立ち性として育てた姿です。花がやや横向きに咲き、株の下から上まで花を付けるのがハイブリッドティーと異なる点です。

目的のシュラブローズの特徴を把握する

では一つ一つ異なるシュラブの樹形を知るにはどうすればいいのでしょう。
まず、確認したいのがカタログや品種紹介のラベルにある樹高や幅、樹形についての記載です。

「直立性」「横張り性」「枝がしなやか」などの表現から、そのバラがどんな姿に育つのかイメージできます。
また、花のアップだけでなく、全体が写った写真もぜひ見ておきたいもの。

同じシュラブでも、枝が上に伸びるもの、横に広がるもの、自然に枝垂れるものなど、姿はさまざまなので、自分の庭に合うサイズで、イメージどおりの樹形になるものを選ぶことが大切です。

木立ち?つる?迷ったらシュラブローズ:自立も誘引もできる【バラの育て方】を楽しむ(画像5)

記事に出てくる‘シェエラザード’と思われるバラ。宝珠弁咲きとピンクのグラデーションが特徴的です。四季咲き性でダマスクの甘い香り。

さらに、シュラブローズの四季咲き性も大きなチェックポイントと言えるでしょう。
ハイブリッドティーなどのモダンローズとは違い、シュラブ=四季咲きではありません。

四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を咲かせる品種もあれば、春にまとまって盛大に咲いた後、夏から秋にかけて少し返り咲くタイプ、春に一度だけ咲く一季咲きの品種もあります。

シュラブローズを育てたい場合は、花色や花形ばかりではなく、樹形と開花の性質をしっかりと把握することが重要なのです。

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イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。

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ハイブリッドティーは、ガーデニングで最も人気のあるバラの系統の一つです。19世紀後半に生まれたこの系統は、花の形が美しい古典的なティーローズと丈夫なハイブリッドパーペチュアルを交配して作られました。大輪で咲き誇る花と高い香り、多彩な色合いが特徴で、シンボル的な存在感を放ちます。鉢植えや地植えはもちろん、切り花としても優れており、ガーデニング初心者からも愛されています。

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モダンローズとは、19世紀後半以降に登場したバラの品種群で、現在のバラ栽培の主流を担っています。ハイブリッドティーやフロリバンダなどが含まれ、鮮やかな花色、豊富な形状、長い開花期間が特徴です。ガーデニングでは品種選びの幅広さから初心者にも人気で、切り花にも最適です。クラシカルな香りを楽しめる品種も多く、庭やベランダを華やかに彩ります。

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木立ち性とは、草本でも自ら茎を伸ばして支えがなくとも直立して育つ性質のことを指します。例えば、ベゴニアやクレマチスなどには木立ち性の品種があり、鉢植えでも立体感ある姿が楽しめます。この性質を生かして寄せ植えやフォーカルポイントに用いると、高さと奥行きが生まれ、植栽にメリハリが出ます。木立ち性とほふく性を組み合わせると、よりダイナミックな演出が可能になります。

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四季咲き性とは、特定の開花期をもたず、条件が整えば一年に複数回花を咲かせる性質を指します。​バラやベゴニアなどにこの性質をもつ品種があり、長期間花を楽しむことができます。

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一季咲きとは、一年のうち特定の季節にのみ花を咲かせる植物のことを指します。特にバラにおいてよく使われる用語で、春から初夏にかけて一度だけ花を咲かせ、その後は葉の生長や株の充実に向かうタイプの品種を指します。これに対して、四季咲きの植物は年間を通じて複数回花を咲かせる特性があります。

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シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。

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株立ちとは、一本の太い幹ではなく、根元から複数の幹が立ち上がる樹形を指します。自然な風合いが魅力で、雑木風の庭づくりに向いており、庭木としても人気です。代表的な植物にはアオダモやシマトネリコなどがあります。

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開花とは、植物がつぼみから花を咲かせる現象を指し、植物のライフサイクルの中で繁殖を目的とした重要な段階です。開花には品種ごとの遺伝的要因に加え、温度・日照・水分・肥料などの栽培環境が大きく関係しています。開花の時期や条件を正しく理解することは、ガーデニングにおいて花を美しく咲かせるための基礎知識の一つとなります。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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花形とは、ガーデニングにおいて花の形状や咲き方を指します。漏斗形、鐘形、バラ形など多彩なタイプがあり、花壇や鉢植えのデザインで個性や全体の雰囲気を引き立てます。特に寄せ植えや庭づくりでは、異なる花形を組み合わせることで立体感や動きを演出できます。例えば、パンジーの平らな花形とチューリップの漏斗形を組み合わせることで、視覚的にバランスの取れた華やかな空間が生まれます。花形の組み合わせ方の工夫次第で、ガーデニングの幅は無限に広がります。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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樹形とは、樹木の全体的な形や姿のことで、自然に育ったままのものから、人の手によって整えられたものまで、さまざまなスタイルがあります。たとえば「立ち性」「横張り性」「ほうき状」などがあり、ガーデニングでは庭のデザインやスペースに合わせて選ぶことが多いです。また、剪定によって希望の樹形をつくることも可能で、生け垣やシンボルツリーなどにおいて重要な要素となります。理想的な樹形を保つためには、生長の段階に応じた手入れや剪定が欠かせません。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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