集中力が続かない人は必見!【ストレスによる疲れ】を2分でとる方法
不安や恐れなどのネガティヴな感情を、もてあましてしまうことがありませんか。そんなときに、かたくなった感情をほぐして、こころをととのえる簡単な体のケアを知っていると、どんなに安心でしょう。ベスリクリニックの先生に、2つのケア「温冷交代シャワー」「脳幹タッチ」のやり方を伺いました。
足首をあたためる「温冷交代シャワー」
ストレスをため込むと、仕事でも、好きなことに対してさえ取り組む意欲や集中力が低下します。そうなると、せっかくの休日なのにやる気が起きない、時間ができたらやろうと思っていた趣味に集中できない、上手にリフレッシュできずにまたやるべきことに追われてストレスがたまる、という悪循環が生まれます。
その一因は脳の疲れです。脳が疲れると、「脳の司令塔」とも呼ばれる前頭前野の血流がわるくなり、意思や計画性、判断、記憶、集中、創造性、抑制といったはたらきが弱まるのです。
そこで試したいのが、「温冷交代シャワー」です。足首にやや熱めのお湯と水を交互に10秒ずつかけ、足首をあたためるだけで脳の血流がよくなります。全身の温冷交代浴よりもずっと簡単で、それでいて十分な効果があります。
お風呂から上がる前の習慣にすると、日々のこころのメンテナンスにもなります。暑い時期にシャワーだけですませたいときや、反対に寒い時期にすぐあたためたいときにも手軽に行えます。
効果を上げるポイントは、湯冷めをしないようにすること。
乾いたタオルですぐに水分を拭きとり、レッグウォーマーなどで保温しましょう。
頭のうしろに手を当てる「脳幹タッチ」
「脳幹」は生命の基本的なはたらきを司る場所です。呼吸や体温、ホルモンの調整などを行い、自律神経の司令塔としてメンタルの調整にもかかわっています。
後頭部の首の付け根あたりにあるので、そこを手のひらで支えるようにタッチすると、副交感神経のはたらきがよくなって神経のたかぶりやイライラがしずまります。
気疲れしたときや、落ち着いて何かに取り組むために集中力を取り戻したいとき、イヤなことや理不尽なことをいわれて腹が立ったときなどにも効果的です。
考え事をしているとき、両手を組んで手のひらに頭を乗せるような姿勢をとることがありますが、体が「脳幹にふれてほしい」と求め、無意識にそれに応えているのです。
よいアイデアは気持ちの波が静かなときに生まれます。神経の疲れを感じたときなどに、脳幹のあるあたりをモミモミするのも同じです。
夜寝る前に行うと、神経の興奮がおさまって寝つきがよくなり、深い睡眠を得やすくなります。
目を閉じ、視覚の情報を遮断するとさらに効果的。
神経がたかぶって寝つきがわるいという人は、寝る前5分くらい脳幹タッチを日課にしましょう。
※この記事は『おうちメンタルケア入門 不安をそっと手放す方法』ベスリクリニック監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
メンタルクリニック
ベスリクリニック
ストレスでメンタル不調をかかえる人が多い現代社会。体づくりをするトレーニングジムがあるように、メンタルをすこやかにととのえる場所が必要という考えをもとにベスリクリニックは生まれました。こころ、脳、体はつながっており、トータルで治療を行えば、薬は最小限、症状によっては薬は不要です。メンタルケアの方法はひとつではありません。医師の診断に基づき、その人にもっとも合う治療を選べることもべスリクリニックの特徴です。
ストレスでメンタル不調をかかえる人が多い現代社会。体づくりをするトレーニングジムがあるように、メンタルをすこやかにととのえる場所が必要という考えをもとにベスリクリニックは生まれました。こころ、脳、体はつながっており、トータルで治療を行えば、薬は最小限、症状によっては薬は不要です。メンタルケアの方法はひとつではありません。医師の診断に基づき、その人にもっとも合う治療を選べることもべスリクリニックの特徴です。
おうちメンタルケア入門 不安をそっと手放す方法
ベスリクリニック監修
主婦の友社刊
気分がしずんで何もする気が起こらない。そんなとき自宅で今日からできるメンタルケア。呼吸、タッピング、セロトニンセラピー。