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【2023年の値上げに負けない】食費や家計のやりくりは? 畠中雅子さんが伝授!

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ゆうゆう編集部

値上げとともに始まり、値上げに終わった2022年。2023年も、この傾向は続きそうな気配です。賃金も年金も増えない中、インフレに負けないためにとるべき対策をファイナンシャル・プランナーの畠中雅子さんに教わりました。とくにマチュア世代は健康第一なので、食費の節約はほどほどに。 節約は、削りやすい別の費目に注目して!

食費は予算を決め、メリハリ 消費で健康的に減らそう

物価の上昇が止まらない。総務省によると、2022年9月の消費者物価指数は前年同月比で3.0%も上昇、約31年ぶりの上げ幅となった。

「原因は食料品や原油価格の世界的な高騰に加え、急激な円安で輸入コストが上がったこと。残念ながら、この傾向は2023年も当分続くでしょう」と、ファイナンシャル・プランナーの畠中雅子さんは指摘する。

なかでも食品は、加工品やパスタ、よく使う調味料などが軒並み値上がりして、主婦には頭の痛いところ。

「でも、焦って極端な食費の節約に走るのは考えもの。食費を削ると、麺類など炭水化物中心の単調な食事になりがち。糖質過多になり、たんぱく質が不足して免疫力が低下するなど、健康を損ないかねません」

健康的に食費を減らすため、「まず食費の予算を決めましょう」と畠中さんは提案する。

「マチュア世代は長くやりくりしてきて、予算を決めなくても大丈夫と思っている人が多いのですが、食品価格高騰の今は節約のため日々こわごわお金を使うことになり、ストレスのわりに期待するほど効果が出ません。予算を決めれば、その中で自由にお金が使えて『今日はプチ贅沢で手巻きずし、その分明日は家にあるもので献立を』『普段は旬のもので出費を抑え、月末の黒字分でリッチなお取り寄せを』などメリハリをつけながら、出費が抑えられます」

予算は、月の収入から住宅ローンや保険料などの決まった支出を引いて、残った額から割り出すとよい。

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