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自分らしく暮らしながら【食費を減らすコツ】エッセイスト柳沢小実さんが考えたのは?

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柳沢小実

物価が上がる一方のいま、食費をどうおさえるかは気になるところです。食べる楽しみをキープしつつ、食費を上げないためにはどうしたら? 人気エッセイストの柳沢小実さんが提案するのは、メリハリの効いたお金の使い方。ぜひ参考にしてみてください。

食材の宅配などで計画立てて買い、調味料にはこだわり、フードロスを減らす

食費は食材の予算は削らずに、外食や嗜好品でコントロールする方針です。食料品は週に1回宅配で、わが家の定番となっている食材を注文して、野菜と魚はその都度スーパーで購入。食材の宅配がすぐれているのは、献立ややりくりの見通しを立てやすい点です。

これまで、食費が予算オーバーする大きな原因のひとつがパンだったので、平日は食パンしか買わないと決めて、それでだいぶ食費が減りました。それでもまだ多いので、今はお菓子などの嗜好品の買いすぎと、外食やテイクアウト、フードデリバリーなどの「ご褒美系出費」にも気をつけています。逆に、お米と調味料、コーヒー豆はどうしても妥協できません。だから、あらかじめその予算を取り分けています。

スーパーマーケットとドラッグストアは、生活必需品を売る店だけに、自分に言い訳がしやすく、ついつい出費がかさみがち。だから、なんとなくで立ち寄ったりはせず、買うものリストを必ず持っていって、それ以外のものは買いません。

帰り道のコンビニエンスストアも、そもそも用事があるときしか行かなければ、デザートやアイスクリームの誘惑とも無縁です。無理な節約はできないので、使いすぎてしまうパターンをひとつずつ改善して、じわじわと家計を見直しています。

定番を決めれば買物リスト作りもラクだし無駄買いも減ります

少し割高でも予算管理がしやすい加工品を中心に宅配を利用

信頼できる食材宅配としてパルシステムを利用。加工品を中心に、卵や納豆、豆腐、冷凍餃子や冷凍肉など、季節を問わず常備しておきたい食材を週1で注文。予算も週あたりいくらと決めてあるので、やりくりがしやすいです。

野菜や魚はその都度スーパーや直売所、旅先の道の駅などで購入。そのほうが、そのときに食べたい料理を作れるから。

調味料は選びぬいたラインナップで

美味しい調味料があればシンプルな料理でも味わい深く。〇〇風調味料は使わず、みりんとお酒は飲めるくらい美味しいものを。醤油はどこでも買えるキッコーマン、味噌は旅先で気になったものを買うことが多いです。

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