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NHK夜ドラ【おとなりに銀河】「その不安は、分かち合えないものですか?」……それって、家族になりたい宣言に違いない

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marumi

NHK夜ドラ【おとなりに銀河】「その不安は、分かち合えないものですか?」……それって、家族になりたい宣言に違いない

「おとなりに銀河」(C)NHK

売れない漫画家のもとにやってきたのは、とある島の王族の姫……となるともう、なにも始まらないわけがありません。NHK夜ドラ『おとなりに銀河』で恋愛初心者のふたりを演じるのは、佐野勇斗さんと八木莉可子さん。ふたりの恋の物語をチェックして、キュンに備えて!
(ネタバレにご注意ください)

流れ星の民の“姫”・五色しおり(八木莉可子)と売れない漫画家・久我一郎(佐野勇斗)は、同じ屋根の下で暮らすうちに、お互いに好意を持つようになり、お付き合いを決めた。第3週では、動物園や焼き肉店に行ったり、一郎たちの父親の墓参りに出かけたり。さまざまなイベントを経てより一層、ふたりの間に理解と愛情が深まっていく様子を描く。

第3週のキーパーソンは何と言っても、一郎の幼い妹・まち(小山紗愛)と弟・ふみお(石塚陸翔)。

このふたり、かわいらしいだけじゃない。お付き合いを始めたばかりの一郎としおりのぎこちなく芝居がかった様子に、まちは「ふたりって、何かあった?」と不審の目を向ける。小学生にして男女の機微にビビッと鋭い勘が働くこと畏るべし。

子どもたちのまっすぐな視線に、ふたりは交際をあっさり認めざるをえなかった。というか、おかげで子どもたち公認のお付き合いができるようになった。一郎は、幼い妹と弟に慣れない恋の手助けをしてもらったのだ。

焼き肉に興味はあったが、肉を焼いたことがない、というしおりに、甲斐甲斐しく焼き方や食べ方を教えるまち。
しおりは、“姫”だからではなく、やってみたいことを自分から諦めていたのだということを、まちの気丈な振る舞いに教えられ、肩を落とす。大人が子どもから気づかされることは、何歳になってもとても多い。しおりは、その気づきを素直に受けとめることができる女性。そして、一郎はそんなしおりが強くて素敵な人だと感じていた。

自信を失いかけたしおりに元気を出してもらいたくて一郎が実行したのは、しおりの素敵なところをたくさん書き出して、漫画にして渡すこと。だが、ほぼ徹夜で描き上げた漫画を、いざしおりに手渡そうとすると、急に気恥ずかしくなって躊躇する。

夜中に一心不乱で書いたラブレターを、朝、冷静になって読み返したときの砂を噛むようなあの気分、わかります。でも、一郎のストレートな“告白”を、しおりは喜んで受けとってくれた。

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