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【ガーデニング】5〜6月が植えどき! 初心者でも育てやすく料理に活躍するハーブの寄せ植え

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ゆうゆう編集部

「ハーブを手軽に楽しむには、一つの鉢に数種類の苗を植える【寄せ植え】がおすすめ」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。ガーデニングが楽しい初夏、ホームセンターなどで苗を入手し、寄せ植えしてみませんか? 第1回は料理に活躍するハーブの寄せ植えをご紹介します。

ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい!

「ハーブ」とは、人の暮らしに役立つ植物のこと。丈夫なものが多く、気軽に育てられるのも特徴です。

そんなハーブを手軽に楽しむには「一つの鉢に数種類の苗を植える寄せ植えがおすすめ」と話すのは、園芸研究家の桐原春子さん。

「一般の家庭では、1種類を植えてたくさん収穫するより、数種類を少しずつ植え、いろいろな用途に利用するほうが使いやすいし、楽しみも広がります。料理用、クラフト用などと用途別に作っておくと便利ですよ」

寄せ植えは葉色や花の重なりが美しく、見るだけでも心が癒やされますが、次々と収穫しながら育てていくのが栽培のコツ。

「ハーブがあると暮らしがワンランクアップします。私も育てたハーブをどう活用しようかと、四六時中、考えていますが、それがまた楽しいんです。自由な発想でハーブを使いこなしてみてください」


料理に活躍するハーブの寄せ植え

新鮮なハーブを食べたいとき、さっと使えるのは贅沢でうれしいものです。「これさえあれば、料理はOK!」という8種類のハーブの寄せ植えを、桐原春子さんに提案していただきました。

どれも育てやすく、入手も容易です。一、二年草のハーブは寒さとともに枯れたら、取り出します。多年草や低木のハーブはそのまま育てられますが、ローズマリーは大きく茂るので、数年たったら別の鉢に移すか、地植えにするとよいでしょう。

ハーブ苗の配置図

鉢の大きさ/直径40㎝×高さ17㎝

各ハーブの紹介

【A】イタリアンパセリ

セリ科の二年草。
葉は平らで、縮れ葉のパセリより香りがマイルドで食べやすい。
ベータカロテン、ビタミンC、鉄分を多く含み、葉は生でサラダやスープ、料理の彩りに、茎はブーケガルニなどに利用。

【B】コリアンダー

セリ科の一年草。別名シャンツァイ、パクチー。
全草に独特の強い香りがあり、エスニック料理でおなじみ。消化促進、整腸作用があるとされ、葉や根を料理に使う他、種はスパイスに利用。

【C】スイートバジル

シソ科の一年草。別名バジリコ。
つやつやとした緑の葉や茎に甘く強い香りがあり、東南アジアや南イタリアで、料理やソースによく利用される。
寒さに弱いので、苗は5月中旬過ぎに植えつけると安心。

【D】タイム

シソ科の常緑小低木。
葉に強い香りがある。
防腐、殺菌、強壮作用があるとされ、ヨーロッパでは料理やティー、ブーケガルニの材料として古くから利用されてきた。
初夏に咲くピンクの花も愛らしい。

【E】チャービル

セリ科の一年草。別名セルフィーユ。
葉に細かい切れ込みが入る。
見た目はパセリに似ているが、香りはより穏やかで、「美食家のパセリ」とも呼ばれる。
初夏には白い小花が束のようになって咲く。

【F】ディル

セリ科の一年草。
青みをおびたふわふわとした繊細な葉が印象的で、夏に黄色の小花を傘状に咲かせる。
葉や茎にはさわやかな風味が、種にはピリリとした辛みがあり、魚料理や酢との相性がよい。

【G】ルッコラ

アブラナ科の一年草。別名ロケット。
ごまの風味とかすかな辛み、苦みがあり、ビタミンC、ベータカロテンが豊富に含まれる。
栽培が容易なうえ寒さにも強く、暖地では緑の葉が冬でも茂る。

【H】ローズマリー

シソ科の常緑小低木。
清涼感のある強い芳香があり、防腐、殺菌作用にすぐれるとされ、肉料理やブーケガルニの材料に利用。
青紫やピンク、白の小花も美しく、庭の彩りとしても長く楽しめる。

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