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【ガーデニング】暑さに強い花で楽々!夏もきれいな庭やベランダに

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光武俊子

厳しい暑さのなかで無理は禁物。「ラクして庭やベランダをきれいにしたい!」という願いを叶えてくれる花がちゃんとあります。暑くても元気につぎつぎと咲く花を使えば、手間をかけずにサマーガーデンが楽しめます。

園芸品種にもこだわって暑さに強い花を選ぼう!

昔からセンニチコウ(千日紅)やヒャクニチソウ(百日草/ジニア)、ニチニチソウ(日日草/ビンカ)など、名前のとおり夏も元気でよく咲く一年草が愛されてきました。

くわえて北米原産のルドベキアやエキナセア、ガイラルディアなど、初夏から晩秋まで咲く多年草が多彩に出回るようになっています。

夏の庭やベランダにはこうした暑さに強い花を選ぶことが大切! 初夏から秋まで咲くとされる植物でも、高温期に花を休むものがあるのです。それに対して、高温でもよく咲くと評価されている園芸品種を用いると、お値段は少し張るもののパフォーマンスの高さに驚かされます。

暑くても元気でよく咲く花8選

鉢から溢れんばかりに咲く【スカエボラ(ブルーファンフラワー)】

開花期:4~10月
草丈(株張り):10~30㎝

扇のような花形からブルーファンフラワーとも呼ばれます。オーストラリア原産の多年草ですが、寒さに弱いので日本では一年草扱い。ピンクや白などの花色があり、株が横に広がるので吊り鉢に仕立てると涼しげです。園芸品種の‘サンク・エール’(サントリーフラワーズ)は真夏でももりもりに

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‘サンク・エール’

ビタミンカラーに元気をもらう【ルドベキア】

開花期:6~10月
草丈:40~50㎝
一・二年草多年草など30種ほどが北米に自生します。黄色やオレンジ色、赤茶などのビタミンカラーから元気をもらえる花。もうちょっと大人っぽい花色の‘アーバンサファリ’シリーズ(ハクサン:PROVEN WINNERS®)は、コンパクトにまとまる株につぎつぎと花を咲かせ、翌年も大株に育つ多年草です。

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‘アーバンサファリ サハライエロー’

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‘アーバンサファリ キャニオンレッド’

真夏に雪景色を思わせる小花【ユーフォルビア】

開花期:4~11月
草丈:30~40㎝

多肉植物低木など、2000種以上の原種があるユーフォルビア。近ごろ人気を集めているのが、白い小花を群れ咲かせる園芸品種‘ ‘ダイアモンドスノー’(ハクサン:PROVEN WINNERS®)です。

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‘ダイアモンドスノー’

トロピカルな雰囲気が満喫できる【マンデビラ(旧デプラデニア)】

開花期:5~10月
草丈(つる性):30~300㎝

熱帯原産のつる植物。あんどん仕立て鉢花で出回り、グリーンカーテンにも利用されます。近年登場した‘サンパラソル’(サントリーフラワーズ)はつるが伸びにくいタイプで、支柱なしでもこんもりした草姿が楽しめます。花色もアプリコットなどのニュアンスカラーが登場。室内で冬越し可能。

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‘サンパラソル クリムゾン’

縦に伸びる花穂がアクセントに【アンゲロニア】

開花期:6~11月
草丈:20~60㎝

熱帯~亜熱帯に30種ほどが分布する非耐寒性の多年草。暑さや強光によく耐えて、次々に花穂を立ち上げます。縦に伸びる花穂は夏の庭やベランダでアクセントに。白やピンク、紫色の濃淡がある‘セレニータ’シリーズは、草丈30㎝ほどのコンパクトな株に多くの花を開花。

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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あんどん仕立てとは、つる性植物や風の影響を受けやすい植物を鉢植えで育てる際の仕立て方の一つです。鉢の周りに立てた支柱に、輪状のフレームを2〜4段取りつけて、そこに植物を絡ませて育てます。おもにアサガオやクレマチスなどのつる性植物で用いられます。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこの反応が起き、植物の生長だけでなく、地球上の酸素供給にも関与しています。ガーデニングでは、植物が光合成しやすいように日当たりを確保し、葉を健康に保つことが重要です。日陰を好む植物でも、ある程度の光が必要であるため、「光と植物の関係」を理解しておくことは、育てる楽しさを深めてくれます。

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亜熱帯とは、熱帯と温帯の中間に位置する気候帯で、日本では沖縄や奄美大島、小笠原諸島などが該当します。冬でも気温が高く、霜が降りにくいため、熱帯植物や寒さに弱い草花の栽培に向いています。ブーゲンビリアやハイビスカス、マンゴーなどがよく育ちますが、開花に冬の寒さが必要なチューリップなどは咲きにくいとされます。高温多湿による病害虫の発生には注意が必要です。

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二年草とは、タネをまいてから花が咲くまでに1年以上かかる植物のことです。1年目は株が生長するのみで花を咲かせず、2年目に花を咲かせてタネを作り、枯れます。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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表土とは、ガーデニングや農作業において地表のごく浅い部分を指し、植物の生育に重要な土壌層です。この部分は通常、有機物や微生物が豊富で、植物が栄養を吸収しやすい環境を提供します。また、水分を保持しつつ排水性も高いため、根の生長を促進します。特にガーデニングでは、健康な表土を保つことが美しい花や元気な野菜を育てる鍵となります。草花を植える際には、表土の改良や適切な肥料の使用が推奨されます。

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花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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徒長とは、植物の茎や葉が不自然に間延びしてひょろひょろと生長してしまう状態を指します。日照不足、チッ素肥料の与えすぎなどが原因で、弱々しい株になりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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