【ガーデニング】暑さに強い花で楽々!夏もきれいな庭やベランダに
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光武俊子
暑さとお日さまが大好きな ニチニチソウ(ビンカ)
開花期:6~11月 一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。 寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。
草丈:20~60㎝
夏の高温や強光、乾燥に強い一年草
蝶のように風に揺れて涼やか クレオメ
開花期:5~11月
草丈:80~120㎝
長いしべを揺らしながら風にそよぐ姿から風蝶草(フウチョウソウ)とも呼ばれる優雅な花。暑さや乾燥に強く、花茎を伸ばしながら夏の間つぎつぎに開花しますが、苗の流通が少ないのが残念なところです。‘セニョリータ’(ハクサン:PROVEN WINNERS®)は茎がよく分かれて多くの花をつけるのが特徴。
夏のグラウンドカバーにも最適 トレニア
開花期:4~11月 一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。 グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。
草丈:20~30㎝
白とピンクや青紫のバイカラーでこんもりした草姿の一年草
夏の管理は「水やり」がポイント!
今回ご紹介した花は草姿が乱れにくく、暑さのなかでつぎつぎに花を咲かせてくれる「手間いらず」の優等生です。それでも鉢植えを水切れさせたり、乾燥が続くと庭植えでもぐったりしてしまいます。 用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。 徒長とは、植物の茎や葉が不自然に間延びしてひょろひょろと生長してしまう状態を指します。日照不足、チッ素肥料の与えすぎなどが原因で、弱々しい株になりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。
鉢植えは表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりしましょう。表土が濡れる程度ではNG! 与えた水が土中の空気も入れ替えることで、根は水や新鮮な空気を取り込めます。
庭植えは基本的に水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らずに茎葉に元気がなくなったら、水やりしましょう。植物は午前中に水を吸い上げ、光合成を行うので、鉢植えも庭もできるだけ朝早く、土が熱くなる前に水やりします。そのほうが人間もラクです。
鉢や茎葉が熱くなってから水やりすると、土中で水が温まって根を傷めやすいので要注意! 昼間に茎葉がぐったりして水を欲しがっていたら、一度水やりしてから少し間を置いてもう一度水を与え、土や鉢の温度を冷ましましょう。
朝に時間がなければ、夕方以降に用土
こうした水やりのコツを押さえられると、厳しい暑さの中でも花は元気に咲いてくれます。
写真提供:サントリーフラワーズ
ハクサン:PROVEN WINNERS®
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