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知ってる?【肩こり】にならないための小指の使い方

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町田秀樹

モノの持ち方……、そんな、日常生活で当たり前に繰り返している動きが、積もり積もって疲労につながっているかもしれません。モノを持つときのクセに注目してみましょう。教えてくださるのは、カイロプラクティック町田院長の町田秀樹先生です。

道具はわしづかみにして使わない

ジャンケンのグーをつくるように、親指をしっかり使ってわしづかみでものを握ってしまう人がいます。

しっかり握れていいのではと思うかもしれませんが、実は手首を動かせなくなり、遊びがなくなってしまうのです。これでは、腕全体を無駄に使いすぎて、のちのち筋肉に炎症を起こすことにもなりかねません。

例えば、庭先をほうきではくときは、小指側から順にしっかり握って、人さし指と親指は添える程度にしましょう。そうすることで手首はもちろん、手にも遊びができて、腕をほとんど動かさずにほうきを大きく動かすことができます。

反対に、人さし指と親指まで握ってしまうと、手首や手に遊びがなくなり、肩から腕を動かして腕全体でほうきを大きく動かさないといけません。体から腕が離れることで、肩や首周辺の筋肉をたくさん使うことになり、長年の疲労から炎症が起こる可能性が出てくるのです。

他にも、ゴルフでクラブを握ったり、野球でバットを振ったりする際や、運転時のハンドル操作などなど、スポーツや作業で手を使うときには、わしづかみにしないほうがいいものが数多くあります。

ほうきはわしづかみで使わない ! 人さし指から小指までで握って、親指は添える程度にする。

自転車のハンドルは余裕をもって握って

自転車に乗るときに、意外にもわきの下が甘くなっている人がたくさんいます。

ほとんどは、ハンドルをわしづかみのように握ってしまうことから起こります。そのことで前腕に力が入り、手首に余裕がなくなります。余裕のない状態でハンドルをコントロールするので、わきを甘くして腕全体でバランスをとります。

また、ペダルを強くこいでいると、ハンドルに大きな力をかけてしまいます。すると肩をすくめる動きが入るので、四十肩・五十肩にはダメージが大きくなるのです。

解決策としては、できるだけ小指側から3本の指で握るようにすること。
そうすれば手首に余裕ができて、ひじを張りにくくなります。わきが締まれば肩をすくめにくくなり、肩や首の筋肉の負担が大幅に減ります。

また、ペダルを踏むときに、土踏まずよりかかと側でペダルを踏む人は、太ももの前や腹筋を使います。
腹筋は背骨を丸める動きをします。結果、ひじをより張ってわきが甘くなりやすくなります。ペダルは土踏まずよりつま先寄りで踏みましょう。

バランスをとらないといけない自転車だけに、余裕のない腕の状態での操作は危険も含むので、注意が必要です。

ペダルは土踏まずよりつま先寄りで踏む。

ハンドルは小指から3本の指で握り、親指はそえる程度に。

※この記事は『「肩が痛い」「腕が上がらない」人のお助けBOOK』町田秀樹著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年12月1日に配信した記事を再編集しています。

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