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仕事の「なる早で」がNGの理由とは?小林弘幸先生が教えるコミュニケーション術

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雑誌「健康」編集部

リアルに対面すると、幸福感が上がってくる

NG
×「一度お会いしましょう」

NICE
◎「ご迷惑でなければ、直接会ってお話しできませんか」

●コロナウイルスに対する意識は個人差があるので、確認のひと言を添える
●直接会って話すだけで幸福感がアップ

コロナ禍も新たなステージに進み、半ば強制的なリモートワークではなく、出勤する人が増えました。

リモートワークは通勤時間がいらなくなるなどのメリットはありますが、やはり人間は集団生活を営みながら進化してきた生き物です。近くで顔を合わせるほうが意思の疎通はしやすいですし、相手と落ち着いて話をするだけでも自律神経がととのい、不安が減って幸福感が上がるものです。また、家にこもっているよりは、太陽の光を浴びて30分でも歩いたほうが自律神経の安定によいのはいうまでもありません。

そうはいっても、コロナウイルスは完全に収束したわけではありませんし、エチケット面の意識もさまざまな考えをもった人がいます。

コロナ前であれば「一度お会いしましょう!」のひと言でもよかったのですが、いまは「ご迷惑でなければ一度お会いしませんか?」と、相手の意思を確認することが大切です。配慮を示して相手に不安感をなるべく与えず、お互いの自律神経を安定させる関係がビジネスを円滑にします。

PROFILE
小林弘幸先生
こばやし・ひろゆき●順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者として、自律神経と腸を整える健康な心と体を提案。順天堂医院に日本初の便秘外来を開設し、「腸のスペシャリスト」として、多数のメディアで活躍。『上機嫌の習慣』『自律神経の名医が考案した ぜったい幸せになる話し方・伝え方』(ともに主婦の友社)好評発売中。

※この記事は「健康」2023年夏号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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自律神経の名医が考案した ぜったい幸せになる話し方・伝え方

小林弘幸著
主婦の友社刊

悩まない、傷つかない、ストレスフリー。
幸せになるコミュニケーション

ストレスの9割は、人間関係とそこでくり広げられるコミュニケーションが要因です。話し方・伝え方は、そこで最も影響の大きなファクターといえるでしょう。

コロナ禍になり、在宅ワークが増え、会食やコンサート、スポーツ観戦などを今まで楽しんできたものへの行動制限にも取り組んできました。その結果、人と直接会う機会が極端に減り、コミュニケーション不足によって、自律神経の乱れはさらに大きくなってしまいました。

コミュニケーションの重要性をつくづく実感した今こそ、お互いに「しあわせになる話し方・伝え方」が大切です。この本では「しあわせになるためには、どんな言葉をかけるべきか」、そして「どんな返答・対応をすべきか」など、具体例をあげて説明、ご自身のシチューションに近いものを探して参考にしていけます。「しあわせになる」「しあわせにする」ことを前提にコミュニケーションがくり広げられれば、交感神経と副交感神経のバランスがととのい、自律神経も「幸せな」状態をキープできます。これこそが本書が目指したことです。

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健康2023年夏号

主婦の友社刊

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