【親の介護】費用を節約するにはどうすればいい? 初心者のためのQ&A
Q 施設入居を検討中です。選ぶ目安を教えてください
「施設入居を考えるタイミングは人それぞれですが、『火の始末ができない』『一人でトイレに行けない』『食事がとれない』『介護者がダウンしそう』などで施設入居を決める人が多いようです。施設選びのカギになるのは費用と介護度です。貯蓄や年金が少ない場合、第1候補は特別擁護老人ホーム(特養)などの介護保険施設になるでしょう。ただし特養は要介護3以上でなくては入居できませんし、介護老人保健施設(老健)や介護療養型医療施設(介護医療院)は入居条件に合わなければ入れません。ケアハウスは数が少ないので高倍率になりがち。申し込みをしつつ、有料老人ホームに一時的に入居して待つという人もいます」
貯蓄や年金が潤沢なら、介護付き有料老人ホームが第1選択肢に。自立の段階から入居し介護が必要になっても同じ施設でケアが受けられるからだ。「住宅型」は、要介護になると転居を求められるケースもあるので事前に確認したい。なお、最近は物価高騰を受けて水道光熱費や食費が値上がり傾向に。予算の見直しを迫られることもあるので注意を。
取材・文/神 素子
※この記事は「ゆうゆう」2023年11月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
★あわせて読みたい★
ゆうゆう2023年11月号
「健康寿命を延ばす食事と暮らし」を大特集。おしゃれなライフスタイルを発信している柏木由紀子さんと、健康長寿のコツは「3つのショク(食・職・触)」という樋口恵子さんにお話を伺いました。さらに、「ポスト更年期」の女性の体とのつき合い方、体と頭を強くする食事術、健康寿命を延ばす歩き方について、専門家がアドバイスをいたします。いつまでも健やかに暮らすためには、正しい知識と日々の積み重ねが何より大事。「そのうち」ではなく、今日から! この特集をお役立てください。
もう一つの注目企画は「やめて、手放して、ラクに生きる!」。これからの日々を軽やかに有意義に過ごすために、手放す極意をお教えします。
お話を伺ったのは、断捨離提唱者のやましたひでこさん、生活評論家の沖 幸子さん、精神科医のTomyさん。Tomyさんはおっしゃいます「本当に大切なもの以外はなくていい。手放せば手放すほど、心はラクになっていく」と。何を手放し、何を残すか。イメージトレーニングしてみるのもいいですね。