御台から訳を聞くが、にわかには受け入れられない家斉は、定信に話を聞きに行くことに。定信は、このままでは治済に滅ぼされると言った意図について、「あの女は人の皮を被った化け物じゃ」と答え、当時の上様や世継候補たちに次々毒を盛ったのは全て治済だと説明する。

ではなぜ治済自らが将軍にならなかったのかと家斉が問いかけると、定信は「あの女には志というものがないのだ」と答える。

定信や意次には、世を良く治め、徳川を守りたいという気持ちがあったが、治済にはそのような志がまるでないという。

家斉は幼い頃のことを思い出した。家斉に怪我をさせてしまった武女に対し、治済は毒入りの茶を差し出す。直ちに咳き込み、血を吐く武女の様子を見て、治済はただ楽しそうに微笑んでいた。

SNS上では、「仲間由紀恵さん怖すぎるけど、演技が凄いな」「人が悶え苦しんでいる様を見て目をらんらんと輝かせてるのが怖かった」など、治済のサイコパスぶりに大盛り上がりだった。

ラストシーンでは、家斉が黒木を訪ね、もう一度人痘をやってほしいと頼み込む。ずっと母の言いなりだった家斉に芽生えた“志”は添い遂げられるのか。

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