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【親の認知症に気づいたら】親の収入より支出が多かった場合はどうしたらいい?

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ゆうゆうtime編集部

親の認知症に気づいたら、ひとりで抱え込まないで、兄弟姉妹が集まって話し合う機会を持ちましょう。話し合いでクリアにしておきたいポイントは8つ。介護のキーパーソンを決めて、情報を共有するツールを整えます。川崎幸クリニック院長の杉山孝博さんにお話を伺いました。

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兄弟姉妹で話し合う8つのポイント

兄弟姉妹で話し合う8つのポイント

親の認知症に気づいたら、兄弟姉妹が集まって話し合う機会を設けましょう。話し合いのポイントは以下のとおりです。

ポイント1 親が自立した生活をできなくなったとき、どうするか

これにはいくつかの選択肢があります。
・子どもの家に親を引き取り介護する
・だれかが実家に戻り、親といっしょに生活する
・各種サービスを利用しながら、子どもが実家に通いながら介護する
・親を施設に入居してもらう

ポイント2 本人の医療・介護にかかる費用はどのくらいか

ポイント3 本人の財産はどのくらいあるか。そのうち医療・介護にかけられる費用はどのくらいか

ポイント4 本人はどんな介護サービスをのぞむか

ポイント5 医療・介護費用が足りない場合、子どもたちで負担するか

ポイント6 家族の中で介護のキーパーソンとなるのはだれか

ポイント7 家族のそれぞれの役割はどうするか

ポイント8 親に配偶者がいない場合、だれが本人の財産やお金を管理するか

それでは、ポイント3、4、6について、補足していきましょう。

介護のキーパーソンを決める

兄弟姉妹のうち、だれが介護のキーパーソンになるかを決めたら、LINEやメールで連絡をとれるようにしておきましょう。

兄弟姉妹にもそれぞれの生活があり、経済状態はさまざまで、家族構成も違います。配偶者がいる場合は、その両親の問題もあるでしょう。

集まりに来れない兄弟姉妹は、オンラインでの参加も検討してみましょう。親の状態や、困りごとなどはキーパーソンが連絡をとり、共有するようにしておきましょう。

親自身はどうしたいのかが大事

何より大切なのは、親自身がどうしたいのかです。親がどんなことを望んでいるかは、子どもにも、案外、わからないもの。離れて暮らした時間が長いとなおさらです。

親はどこに住みたいのか、自立できなくなったときはどんな生活を送っていきたいのか、家族もまじえて考えてみましょう。「そういえば、昔、親がこんなことを言ってたよ」と、親の希望を耳にした兄弟姉妹がいるかもしれません。

認知症が進むと、本人から希望を聞き出したり確認したりすることが難しくなります。できるかぎり元気なうちに、将来どうしたいかという話をしておくことをおすすめします。親の財産についても、元気なときのほうが切り出しやすいもの。

子どもたちは、自分のできること、できないことを発言し、本人の気持ちや希望を尊重しながら、両親をどうサポートしていくかを話し合いましょう。

親の日常生活や問題点を定期的にチェックするといいでしょう。

□ 火の始末がきちんとできているか、危険な行為をしていないか
□ 食事をきちんととることができるか
□ ひとりで入浴や排せつができるか
□ 外出したとき、ひとりで自宅に戻れるか
□ お金の管理ができるか
□ 親はどこに住みたいか、どんな生活を送りたいか

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