88歳 現役医師 帯津良一さんの食養生。「好きなものを少しだけ食べるのがいい」
好きなものを少しだけ食べる幸せ
患者さんのなかには食事療法を求める方がいらっしゃいます。
私の病院でも、漢方粥、玄米菜食などを取り入れていましたが、何年か過ぎた頃に「万人向けの食養生というものは存在しないのではないだろうか」という考えが、頭をもたげてきたのです。
そこで、病院食はそれまでどおりにしましたが、戦略会議では「食養生は一人ひとり異なるから、自分の理念の食養生を築いてください」とお伝えするように なりました。ということで、私の食養生の基本は「好けるものを少し食べよ(好きなものを少しだけ食べる)」となりました。これも貝原益軒の教えです。
やはり好きなものを食べてよろこぶ、これが命のエネルギーを高めます。そして、「少しだけ」というのも大事なのだろうと思います。いくら楽しんで食べたとしても食べすぎはよくありません。私もそれほどたくさんは食べません。
朝昼はさっとすませるので食事のメインは晩酌です。まずは湯豆腐。野菜やきのこなどはなしで、豆腐だけをしょうがじょうゆやポン酢などでいただきます。あとは、刺し身やからすみなどつまみを少々。これだけあればもう大満足です。好きなものを少しだけ食べるのは至上のよろこびです。
※この記事は『にこにこマンガ 88歳現役医師のときめいて生きる力』帯津良一著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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