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【モノがあっても心地いい家】元ミス日本・伊藤千桃さんに学ぶ収納術「自由なアイデアで骨董家具を収納棚にアレンジ」【後編】

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ゆうゆう編集部

貴重な骨董品・水屋箪笥に衣類を収納

水屋箪笥は、6年前、横浜の古いお屋敷が壊された際、成り行きで引き取ることになったものだ。

「知人が屋敷の主と知り合いで、ある日突然、運ばれてきました。寝耳に水の出来事で、少々憤慨していたのですが、よく見たらあまりにも立派なので使うことにしました」

そして、洋服箪笥代わりにしたいと、収納方法に試行錯誤を重ねた。

「当時、衣類を2階に収納していて、1階の私の部屋から、いちいち取りに行くのが面倒だったんです」

やがてワンピースやニットなどアイテム別に風呂敷に包み、収納することを思いついた。畳んで重ねるだけでは形が崩れやすく取り出すのも大変だが風呂敷に包めば大丈夫。

「ウチが引き取らなければ、この水屋箪笥は壊すことになっていたと後で聞きました」

伊藤さんにとってのモノは、ともに年を重ねていく、暮らしの相棒。だから、一つひとつを大事にし、愛着をもって使っている。水屋箪笥も蜜蝋や糠などでふいてお手入れをし、今でも美しいツヤを保っている。

風呂敷との組み合わせでクローゼット代わりに

和室に置かれたいただきものの水屋箪笥には、洋服を収納。風呂敷で包めば形をスペースに合わせやすく、ほこりから守れて、取り出すのも簡単。

自然の恵みは素敵な部屋のインテリアにもなる

松脂を含んだ松ぼっくりは薪ストーブの着火剤に。

「みかんは知人から大量に贈っていただいたもの。無農薬なので皮も捨てず、乾かして陳皮に。お茶やスープ、鶏の煮物などに入れたり、入浴剤にしたりします」

※この記事は「ゆうゆう」2024年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

撮影/橋本 哲 取材・文/坂口みずき

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ゆうゆう2024年5月号

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