私らしく生きる 50代からの大人世代へ

人気記事ランキング 連載・特集

【夏の必需品】小さな子やペットがいても安心!熱くならない蚊やり器とは?

公開日

更新日

石野祐子

猛暑で外出もままならない夏。エアコンつけっ放しの部屋では、夏の風情を感じることもできませんね。そこで鬱屈としがちな日々にそっと寄り添う、涼やかな雑貨を集めました。どれも日本の確かな技術を感じる優れもの。五感で涼を味わいながら、夏を健やかに過ごしましょう。

↓蚊やり器、風鈴などのプライス・詳細はこちら↓
「蚊やり器」「風鈴」に、フィンランド発の「ヒンメリ」…etc.夏の風情を楽しむインテリア雑貨【8選】

日本の夏、和モダン鋳物で「風流」を味わう

日本の夏と聞くと、蚊取り線香を思い浮かべる人も多いはず。どこか懐かしくホッとするような香りは、すでに夏の風物詩ですね。

鋳物業で有名な三重県「くわな鋳物」の「蚊やり器」は、和モダンなデザインがとてもおしゃれ。重みがあるので乳幼児やペットがぶつかっても倒れず、蓋もあって安心です。さらに蚊やり器自体は熱くならないのでやけどの危険もなく、本体四隅に脚もあり、机に置いても熱が伝わらず安全です。

鋳物はお手入れもラク。燃えた後の灰は取り除き、中性洗剤で軽く洗ってから乾拭きすれば清潔に使い続けられます。ゆらりと立ちのぼる白い煙からも夏らしさを感じられる、風流な逸品です。

鋳物は落としたりぶつけたりしても割れず、屋内外のさまざまな場所で気兼ねなく使えます。

本体に固定された線香立てに乗せ、火をつけて蓋をします。蓋には夏をモチーフにした図柄が施されています。

耳に心地いい風鈴の音。
なかでも鋳物風鈴の深く落ち着いた音色は格別で、汗がスーッと引いていくような涼やかな気分になれます。

写真の風鈴は真鍮製。
黄色がかった華やかな色合いが素敵ですね。
こちらは鋳物業が盛んな富山県高岡市にある老舗、『般若鋳造所』が製作したもの。
同じ形状で他にも鉄と軽銀(アルミ)製がありますが、音色はすべて異なり、それぞれの美しい響きは何度も聴き比べたくなるほどです。
金属の個性を生かすため着色は敢えて施さず、デザインもシンプルに。
創業以来受け継がれてきた伝統と技術が生かされた、風情あふれる風鈴です。

デザインソースは日本の伝統的な「矢羽根」から。すっきりとした縦長のフォルムがスタイリッシュな印象。

舌(ぜつ)の形や大きさ、短冊のサイズや厚みなど、試行錯誤を繰り返して完成した自社オリジナル風鈴です。

PICK UP 編集部ピックアップ